49日(四十九)法要の挨拶の仕方とは?挨拶の例文もご紹介

49日法要では施主が参列者や僧侶に挨拶をおこないます。
49日法要の挨拶は何度もおこなうものではないため、どのように挨拶をすればよいのか分からない方が多いです。

そこで、この記事ではこの記事では49日法要の挨拶の仕方を解説します。
挨拶の例文も紹介するのでぜひ参考にしてください。

目次

49日法要の流れと挨拶のタイミング

まずは49日法要の流れと挨拶のタイミングを全体像でとらえてください。
下記のように進めていきます。

49日法要の流れ 挨拶のタイミング
1.法要開始前 49日法要前に僧侶に挨拶
2.49日法要の開始 49日法要開始の挨拶
3.読経・焼香・法話 49日法要締めの挨拶
4.会食(お斎) ・食事前の挨拶
・締めの挨拶
5.引き出物を渡す
2.49日法要の開始 49日法要開始の挨拶

挨拶の例文1.49日法要前に僧侶に挨拶

49日法要を執り行う前に僧侶に挨拶をします。
49日法要が控えているため、簡潔な挨拶で構いません。

なお、49日法要前にお布施を渡すケースが多いので、忘れずに用意しておいてください。

49日法要前に僧侶に挨拶する例文

「本日はお忙しい中、お越しいただき誠にありがとうございます。

なにとぞ宜しくお願いいたします。

こちらは心ばかりのものでございますが、どうぞお納めください。」

挨拶の例文2.49日法要開始の挨拶

49日法要の開始を宣言する挨拶です。
仏壇の前に僧侶を招き入れてからおこないます。

49日法要に出席してくれた方々への感謝と、誰の49日法要なのかを伝えます。

49日法要開始の挨拶の例文

「本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。

これより、○○(故人)の49日の法要を執り行いたいと存じます。

それではご住職、宜しくお願いいたします。」

挨拶のタイミング3.49日法要締めの挨拶

49日法要の締めの挨拶は下記の内容を盛り込んでください。

・無事に49日法要が終わったことを伝え、参列者に感謝を述べる
・今後のスケジュールの連絡
・締めの言葉

49日法要締めの挨拶の例文

会食がある場合とない場合の2パターンを紹介します。

49日法要締めの挨拶の例文1.会食がある

「皆様、本日はお忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございました。

無事に○○(故人)の49日法要を終えることができました。

この後、ささやかではありますが粗宴(そえん)をご用意しております。

お時間の許す限り、お付き合いいただければと存じます。

本日は誠にありがとうございました。」

49日法要締めの挨拶の例文2.会食がない

「皆様、本日はお忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございました。

無事に○○(故人)の49日法要を終えることができました。

この後は粗宴を囲みたいところでございますが、これにてお開きとさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。」

挨拶のタイミング4.会食の挨拶

会食の挨拶には下記の2つのタイミングがあります。

・会食前の挨拶
・締めの挨拶

どちらも感謝の気持ちを伝える内容にしてください。

また、これからの付き合いをお願いしたいことも盛り込みます。

会食前の挨拶の例文

「本日はお忙しいなかお集りいただきましてありがとうございました。

○○(故人)を偲ぶ席にお付き合いいただいたことを感謝申し上げます。

粗宴ではございますが、○○(故人)との思い出話を聞かせていただけると幸いでございます。

どうぞお時間の許す限りごゆっくりお過ごしください。」

締めの挨拶の例文

「本日はご多忙の中○○(故人)のためにお集まりいただきまして誠にありがとうございました。

なごりはつきませんが、これにてお開きとさせていただきたいと存じます。

どうか、これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。」

挨拶のタイミング5.49日法要後に僧侶に挨拶

無事に49日法要を執り行えたことへの感謝の気持ちを伝えてください。

なお、メモを見ないで僧侶に挨拶をしてください。

49日法要後に僧侶に挨拶する例文

「本日はお忙しいなか、○○(故人)の49日法要を営んでいただき誠にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。」

49日法要の挨拶に関するポイント

49日法要の挨拶のポイントを3つ紹介します。

49日法要の挨拶のポイント1.忌み言葉を使わない

『忌み言葉』とは不幸を連想させるため、冠婚葬祭では避けたほうがよい言葉です。

忌み言葉の一例はこちらです。

・『重ね重ね』や『くれぐれも』などの重ね言葉
・『浮かばれない』や『迷う』のように成仏ができないことを想像させる言葉
・『生きる』や『死ぬ』のような直接的に生死を連想させる言葉
・『捨てる』や『切れる』などの夫婦の離別を連想させる言葉

49日法要の挨拶のポイント2.簡潔にまとめる

挨拶が長ければ何を伝えたいのかがぼやけてしまいます。
この記事で挨拶の一例を紹介したように、簡潔にまとめるとすっきりします。

49日法要の挨拶のポイント3.不安なときはメモを用意する

49日法要の挨拶はいくつもの場面でおこないます。
そのため、挨拶の内容を忘れてしまうことも珍しくありません。

挨拶の内容を忘れないか心配であれば、メモを用意して書いておきましょう。
メモの用意は失礼にあたりません。

まとめ

49日法要の挨拶では何を話せばよいのか分からないと悩んでしまうかもしれません。
この記事では49日法要の挨拶の一例を紹介したので、内容がまとまらない方は参考にしてください。

重要なポイントは参列者や僧侶に感謝の気持ちを簡潔に伝えることです。
挨拶の内容を忘れそうな方はメモを見ながら話しても問題ありません。

49日(四十九日)法要の挨拶についてご不明点があれば福岡の油山平成御廟へ

福岡市内からのアクセスが便利な油山平成御廟では、専門知識の豊富なスタッフがさまざまなお困りごとに対応させていただきます。

お墓や49日法要の挨拶についてご不明点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらからどうぞ。

この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。