弔問とは?服装や自宅に弔問するときのマナーも解説

親しい方の訃報を受けた際は弔問にうかがいます。
弔問は遺族に配慮した対応が重要です。

この記事では弔問とはどのような意味があるのか、また服装やマナーについて解説していきます。

目次

弔問とは

『弔問』(ちょうもん)とは遺族にお悔やみの言葉を伝えることです。

一般的な弔問は通夜や葬儀に参列してお悔やみの言葉を伝えます。
また、通夜や葬儀に参列できなかった場合は、のちほど遺族宅に弔問にうかがうケースもあります。

なお、通夜や葬儀に参列した際は自宅へ弔問にうかがう必要はありません。

弔問のタイミング

弔問のタイミングは故人との関係性によって異なります。

一般的には通夜の前の弔問は避けたほうが無難です。
通夜の前は慌ただしいタイミングなので、遺族に負担をかけないように配慮をしてください。

遺族がすぐに連絡をくれるような親しい間柄であった場合は、葬儀の準備を手伝うこともあるでしょう。
それ以外の間柄では、葬儀や告別式へ参列します。

何らかの事情により、葬儀や告別式に参列できなかった場合は自宅へ弔問します。
弔問にうかがうタイミングは必ず遺族に確認をしたうえで日時を決めてください。
葬儀後の3日以降から四十九日までの間に弔問にうかがいましょう。

弔問時の服装

弔問時の服装は弔問のタイミングによって異なります。
下記の弔問時の服装について見ていきましょう。

・葬儀前の弔問時の服装
・通夜や葬儀時の服装
・葬儀後の弔問時の服装

葬儀前の弔問時の服装

突然の訃報に急いで駆け付けるため、平服を着用することがマナーです。
「弔問時に平服は失礼だ」と感じるかもしれませんが、喪服はあらかじめ不幸を予期していたとイメージされかねないため避けましょう。

男性は黒色や紺色などのビジネススーツやジャケットを着用します。
女性も同様に、黒色や紺色などのシックなアンサンブルやワンピースを選びましょう。
化粧はできるだけ薄くして、派手なアクセサリーや香水は付けないでください。
結婚指輪の着用は可能です。

子どもは制服が望ましいです。
もし制服がなければ落ち着いた色のジャケットやワンピース、スカートなどを着用します。

通夜や葬儀時の服装

通夜や葬儀時の服装は喪服を着用します。

喪服に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
家族葬を身内だけでおこなうときの服装は?喪服の種類、最適な服装をご紹介

葬儀後の弔問時の服装

葬儀後の弔問時の服装は平服を着用します。
喪服を着用すると、遺族に悲しみを思い出させてしまう可能性があるので避けてください。

葬儀後の弔問は事前にうかがう日程を調整しています。
できれば男性はスーツに白シャツ、女性はシックなアンサンブルやワンピースを着用するとよいでしょう。

弔問を控える人

訃報を遺族ではなく人づてに聞いた際は、弔問を控えた方がよいでしょう。
近年では家族葬を執り行うケースが増えてきました。
家族葬では限られた人数で故人を見送りたいと考えているため、その意思を尊重すべきです。

また、慶事を控えている方も弔問を控えることをおすすめします。
たとえば結婚式や出産などです。
慶事が落ち着いたあとにうかがうとよいでしょう。

自宅に弔問するときのマナー

自宅に弔問するときは下記のマナーを意識しましょう。

・事前に弔問日を連絡しておく
・自分から家にあがろうとしない
・忌み言葉は使わない
・お悔やみの言葉は簡潔に

弔問時のマナー1.事前に弔問日を連絡しておく

遺族に確認をとらずに弔問にうかがうのはマナー違反となります。
遺族に連絡をして弔問する日にちを決めましょう。

弔問時のマナー2.自分から家にあがろうとしない

故人の自宅に弔問する際は、自分から家にあがろうとしないことが重要です。
仏間へ案内されないときは、玄関先でお悔やみの言葉を伝えてください。

弔問時のマナー3.忌み言葉は使わない

忌み言葉とは不幸を連想させる言葉を指します。
忌み言葉はうっかりと使ってしまいがちなので注意が必要です。

忌み言葉の一例はこちらです。

・不幸を連想させる言葉:再び、追って、繰り返し
・死を直接イメージさせる言葉:死ぬ、生きているころ
・重ね言葉:くれぐれも、度々、重ね重ね、しばしば

また、励ましの言葉も避けた方が無難です。
遺族にとっては励ましの言葉を重荷に感じてしまうことも考えられるため、お悔やみの言葉のみをかけるとよいでしょう。

・励ましの言葉:頑張ってください、元気を出してください

弔問時のマナー4.お悔やみの言葉は簡潔に

遺族は多くの弔問客の対応に追われます。
遺族の負担を考えて、お悔やみの言葉は簡潔に伝えるとよいでしょう。

弔問の流れ

故人の自宅に弔問する際の流れはこちらです。

1.弔問する日にちを決める
2.遺族に招かれてから家にあがる
3.仏壇の前で一礼をする
4.線香をあげる
5.お悔やみの言葉を伝える
6.香典を渡す

弔問の流れ1.弔問する日にちを決める

遺族に連絡をして弔問する日にちを決めます。
連絡をしないで、いきなり訪問することがないように注意してください。

弔問の流れ2.遺族に招かれてから家にあがる

事前に弔問する日にちに遺族宅へ向かいます。
遺族に招かれてから家にあがってください。

弔問の流れ3.仏壇の前で一礼をする

まずは仏壇の前で一礼をします。

弔問の流れ4.線香をあげる

ろうそくに火が付いていればそのまま使います。
火が付いていなければ自分で付けましょう。
線香に直接点火しないように注意してください。

線香に火が付いたことを確認したあとは、ろうそくの火を手であおいで消します。
息を吹きかけて消さないように気を付けてください。

火を消した線香をあげて合掌します。
遺影に一礼、遺族に一礼をします。

弔問の流れ5.お悔やみの言葉を伝える

再度、お悔やみの言葉を伝えます。

弔問の流れ6.香典を渡す

遺族に香典を渡してください。
遺族の負担にならないよう、きりのよいタイミングで帰りましょう。

まとめ

弔問とは近しい方の訃報を受けた際、遺族へお悔やみを伝えにいくことを指します。

葬儀前後の弔問時の服装は平服で構いません。
通夜や葬儀時の服装は喪服を着用しましょう。

遺族の自宅に弔問するときは事前に弔問日を連絡しておく、自分から家にあがろうとしないなどを意識しておきましょう。
弔問では遺族に失礼のないように配慮することが重要です。

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