お墓参りに数珠は必須?選び方や宗派の違い、マナーについて解説します

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お墓参りはお墓掃除をしてお供え物をしたあと、墓前で合掌するのが一般的な流れです。

「葬儀では数珠は必要だけど、お墓参りにも持っていくものなのか」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、この記事ではお墓参りの際に数珠は必要なのかを解説します。

数珠の選び方や宗派ごとの違いも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

お墓参りに数珠は必須か?

お墓参りをする際、数珠は必需品ではありません。

墓前で合掌するとき、数珠を手にかけなくても問題ありません。

 

ただ、お墓参りの正式なマナーとしては数珠は持参するものだとされています。

 

数珠はお墓参り以外にも、葬儀や法要などでは必須です。

もし数珠を持っていなければ購入しておくとよいでしょう。



数珠の選び方

数珠はさまざまな種類があるので、どのように選べばよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。

ここからは、数珠の選び方について解説していきます。

数珠の選び方1.数珠の種類で選ぶ

数珠には下記の2種類があります。

 

・本式数珠

・略式数珠

 

それぞれ特徴が異なるため、用途や目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

数珠の種類1.本式数珠

本式数珠とは宗派ごとに決められている正式な数珠のことです。

それぞれの宗派によって形が異なります。

 

・主珠

・親珠

・弟子珠

・露珠

・浄明珠

 

などの108個の珠によって構成されています。

数珠の種類2.略式数珠

略式数珠とは本式数珠よりも珠の数が少ない数珠のことです。

『片手数珠』とも呼ばれており、宗派を問わずに使用できます。

 

自分がどの宗派か分からない方や、数珠にこだわりがない方などは、略式数珠を準備しておけば安心です。

数珠の選び方2.性別で選ぶ

数珠には男性用と女性用があります。

性別によって珠の大きさが異なります。

 

本式数珠の場合、男性用の数珠は約54cm、女性用の数珠は約24cmが一般的です。

略式数珠では男性用は10mm~12mm、女性用は6mm~8mm程度の大きさとされています。

 

なお男女兼用の数珠はありません。

自身の性別に合わせた数珠を選んでください。



数珠の種類 男性用 女性用
本式数珠 約54cm 約24cm
略式数珠 10mm~12mm 6mm~8mm

数珠の選び方3.好きな素材や色で選ぶ

数珠にはさまざまな素材や色が使われており、それぞれ印象が異なります。

数珠を選ぶ際、素材や色に決まりはないので、好みに合わせて選んでください。

 

数珠に使われることの多い素材をいくつか紹介します。

数珠の素材1.天然石

水晶やオニキス、ローズクォーツなど、多くの天然石が使われています。

それぞれの天然石には意味があるので、事前に調べておくとよいでしょう。

 

数珠に使われる天然石の一例はこちらです。

色や石言葉を参考に選んでください。

              
名称 石言葉
水晶 透明完璧・冷静・神秘的
オニキス 黒・白・緑邪気を払う
ローズクォーツ ピンク真実の愛
瑪瑙(めのう) 思いやり
アメジスト 誠実

数珠の素材2.木

菩提樹や縞黒檀、黒柿などの種類があります。

使うほど手になじみ、色彩の変化が生じるのが特徴です。

数珠の宗派による違い

数珠の使い方は宗派によって違いがあります。

宗派ごとに解説していきます。

浄土宗

浄土宗で正式に使われる数珠は『日課数珠』とよばれています。

2つの輪が交差している独特な形が特徴的です。

 

数珠の持ち方はこちらの手順で行います。

 

1.副玉が入っていない方の輪を左手の親指と人差し指の間にかける

2.もう一方の輪を人差し指と中指で挟む

3.そのまま両方の輪を握るようにして持つ

 

合掌する際は2つの輪をそろえて両方の親指にかけ、数珠の房が自分のそばにくるように垂らします。

浄土真宗

浄土真宗では本願寺派(西)と大谷派(東)でそれぞれ持ち方に違いがあります。

 

本願寺派の持ち方は数珠を二重にして、合掌した親指と人差し指で挟むように持ちます。

房は下に垂らしてください。

 

大谷派の持ち方は二重にした数珠の親玉を上にします。

次に親指と人差し指で挟むように両手にかけてから、房上から左側に垂らしてください。

天台宗

天台宗では左手に数珠が二重になるように持ちます。

 

合掌する際は数珠を人差し指と中指の間にかけて手の中に包むようにして、そのまま手を合わせます。

真言宗

真言宗で使われる数珠は『振分数珠(ふりわけじゅず)』と呼ばれる、表裏2本ずつの房がついているものを用います。

 

合掌する手順はこちらです。

 

1.数珠の親珠を両手の中指にかける

2.両手の手のひらで数珠を挟んで合掌する

臨済宗・曹洞宗

左手に数珠が二重になるように持ち、そのまま合掌します。

お墓参りにおけるマナー

お墓参りは特に決まりはありません。

それでも気をつけておくべきマナーはあります。

 

ここからはお墓参りにおけるマナーについて紹介します。

お墓参りにおけるマナー1.肌の露出が多い服を着ない

お墓参りをする際は、できるだけ肌の露出が多い服装は避けてください。

 

夏場の暑い時期には、タンクトップやノースリーブを着たいと考える方もいるでしょう。

タンクトップやノースリーブなどを着る際は、一枚羽織れるものを着てからお墓参りをしてください。

お墓参りにおけるマナー2.帽子やマスクは外す

寒い時期になると防寒対策として帽子を被ったり、感染症予防としてマスクをつける方がいます。

 

墓前で合掌する際は、事前に外しておきましょう。

お墓参りにおけるマナー3.数珠の貸し借りはしない

お墓参りの際、数珠を持参しなくてもマナー違反にはなりません。

しかし、数珠の貸し借りはマナー違反になるため行わないでください。

 

数珠は自分専用のものを利用します。

もし持っていなければ、そのまま合掌しても問題はありません。

 

マナーを気にする方と一緒にお墓参りに行く際は、事前に数珠を準備しておくとよいでしょう。

まとめ

お墓参りをする際、数珠は必ずしも必要ではありません。

ただし数珠の貸し借りはマナー違反になるため、持っていなければそのまま合掌してください。

 

数珠には本式数珠と略式数珠の2種類があります。

宗派が明確であれば本式数珠を、宗派を問わない数珠を使いたければ略式数珠を選ぶとよいでしょう。

 

数珠はお墓参りのほかに、葬儀や法事などで使います。

もし数珠を持っていなければ、この機会に購入を検討してはいかがでしょうか。

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この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。