墓石に使われる石材の種類について

現在の墓石に使われる石材は花崗岩が主流となっています。

御影石というのは花崗岩の俗称で、兵庫県の御影地方が花崗岩の産地として有名だったことから、こう呼ばれるようになりました。

この地方から出る御影石は「本御影」と呼ばれ、御影石の中でも最高級品とされていますが、現在ではほんのわずかしか産出されません。

このため安定して供給できる中国産が多く、インド・スウェーデンなどからも輸入されています。

1. お墓に使用される石

・花崗岩 : 地下の深いところで高圧を受けてゆっくり冷却したもので、大規模な塊になっていて結晶で形成された火成岩。
・安山岩 :マグマが地表に噴き出して急に冷えて固まったもので十分に結晶していません。
・凝灰岩 :堆積岩の一種で噴火の時に細かく砕けた石が、地表や水の中に積り重なって長い年月かかって固まったものです

 

2. 油山平成御廟 取り扱い石種

・紅麗(コウレイ)= 淡いピンクの石目が綺麗な白系石。外柵材として多く用いられます。
・白麗(ハクレイ)= 代表的な中国産白御影。
・新天光(シンテンコウ)= 石目が細かく色調も落ち着いた白系で人気の高い石です。
・桃山(モモヤマ)= 鮮やかな桜色で女性に人気が高い。洋型石碑に多く用いられます。
・紫光(シコウ)= 黒系で細やかな石目。落ち着きのある印象を与えます。
・西嶺(サイリョウ)= 中国天山石とも呼ばれ、国産天山石の代用として使用される。
・天山(テンザン)= 佐賀県で採掘される国産石。吸水率が低く経年変化が少ない。
・黒御影(クロミカゲ)= インド黒と呼ばれる代表的な黒石。吸水率が低い。YKD。
・赤御影(アカミカゲ)= 世界で最も赤い色をしたインド産。ニューインペリアル。
・青御影(アオミカゲ)= 国産の青色御影石で高価。

3. 手加工

細かい部分については職人の手で仕上げていきます。
お墓には香箱・蓮華・ト金・水垂など様々な加工方法があります。

4. 文字彫刻

サンドブラストと呼ばれる機械で彫刻を施します。