お墓は定期的な掃除が必要です。
特に屋外にあるお墓は天候の影響を受けるため、お墓周りや墓石が汚れてしまいます。
しかし、これまでお墓掃除をしたことがない方は、お墓の掃除の仕方が分からないかもしれません。
また、お墓掃除に使う道具がわからなければ、持ち物の用意ができないでしょう。
この記事ではお墓の掃除の仕方について解説します。
お墓掃除の道具や手順、頻度などについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
お墓掃除に必要な道具
スムースなお墓掃除をおこなうためにも、あらかじめ必要な道具をそろえておくとよいでしょう。
お墓掃除に必要な道具は、掃除をする場所によって異なります。
掃除をする場所ごとに、必要な道具について見ていきましょう。
・お墓の敷地掃除に使う道具
・墓石掃除に使う道具
・あると便利な道具
お墓の敷地掃除に使う道具
永代供養では生前予約が可能です。
家族の誰かが亡くなると、遺族は葬儀やお墓の準備に追われます。
もし、お墓に関して何も決まっていなければ、一からお墓探しをしなければなりません。
悲しみに暮れる中、お墓探しをするのは相当な負担がかかります。
そこで契約者が元気なうちにお墓の予約をしておくことで、残された家族の負担を減らせます。
また、生前予約をしておけば、ご自身が希望しているお墓を選べる点もメリットです。
お墓や墓地にこだわりがある方は、永代供養の生前予約をしておくとよいでしょう。
墓石掃除に使う道具
墓石掃除に使う道具はこちらです。
・雑巾
・スポンジ
・歯ブラシ
・手おけ
・墓石用洗剤
・柄付きスポンジ
雑巾は墓石をふくときに使用します。
水拭き用と乾拭き用の2枚を用意しておくと便利です。
スポンジは墓石の汚れを落とすときに使います。
墓石を傷つけないような、柔らかい素材のスポンジがおすすめです。
歯ブラシは墓石に刻まれた文字や、墓石の隙間にたまった汚れを落とすときに活躍します。
スポンジや雑巾を濡らすとき、手おけに水をためておけば効率よく掃除ができます。
汚れが落ちたあと、墓石の上からきれいな水をかけるときにも便利です。
墓石用洗剤は、スポンジや雑巾でこすっても落ちないときに利用します。
普段は水洗いで十分なので、ガンコな汚れに使いましょう。
柄付きスポンジは花立てを掃除するときに役立ちます。
あると便利な道具
そのほかに、あると便利な道具はこちらです。
・軍手
・ゴム手袋
・虫よけ
・日よけ道具
軍手を草をむしるときや、鎌を使うときなどに着けておくと、手を保護してくれます。
ゴム手袋は水を使うとき、手荒れや水の冷たさを防いでくれます。
特に冬の寒い時期にあると重宝するでしょう。
霊園や墓地には虫がいます。
蚊やアブ、蜂などが飛んでいると、お墓掃除に集中できません。
そこで、虫よけを用意しておくと安心です。
夏の暑い時期はお墓掃除も一苦労ですよね。
熱中症対策に、帽子やネッククーラーなどを用意しておくとよいでしょう。
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お墓掃除に使わない方がよい道具
墓石はデリケートです。
使う道具を選ばなければ墓石に傷が付き、光沢が失われてしまうかもしれません。
お墓掃除に使わない方がよい道具はこちらです。
・硬い素材のたわし
・食器用洗剤
お墓掃除に使わない方がよい道具1.硬い素材のたわし
金属製やヤシのような硬い素材のたわしは、墓石に傷を付けるおそれがあります。
汚れが落ちにくい場合は、墓石用洗剤を使うか、柔らかい素材のスポンジでこすりましょう。
お墓掃除に使わない方がよい道具2.食器用洗剤
食器用洗剤を使うと、シミの原因となる可能性があります。
墓石の汚れには必ず墓石用洗剤を選びましょう。
墓石用洗剤を選ぶ際は、石材の種類を確認した上で購入すると安心です。
お墓掃除の手順
お墓掃除は時間がかかります。
順序を立てて、お墓掃除をおこなうとよいでしょう。
お墓掃除の手順はこちらです。
1.お墓の敷地内掃除
2.墓石の掃除
3.小物類の掃除
4.お供えをして手を合わせる
お墓掃除の手順1.お墓の敷地内掃除
まずはお墓の敷地内をきれいにします。
植え込みがある場合は、ハサミを使って整えましょう。
次に雑草の処理をおこないます。
範囲が広い場合は鎌を使うと便利です。
玉砂利が汚れている場合は、水洗いをします。
敷地内には枯葉や枝、ごみなどが散乱しています。
ほうきとちりとりを使い、ごみ袋に入れましょう。
お墓掃除の手順2.墓石の掃除
墓石の上から水をかけます。
水をかける前に、取り外しができる小物類はよけておきましょう。
次に、水で濡らしたスポンジで汚れを落としていきます。
墓石に刻まれた文字の部分は、歯ブラシを使うとよいでしょう。
文字をなぞるようにこすると、汚れが落ちやすいです。
墓石は基本的に水洗いで十分ですが、汚れが落ちない場合は墓石用洗剤を使います。
家庭用洗剤の使用は避けましょう。
汚れが落ちたあとは、雑巾などで水分を拭き取ります。
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お墓掃除の手順3.小物類の掃除
花立てや線香立て、水鉢などを洗います。
取り外しできるものはすべて取り外し、隅々まで洗いましょう。
特に、花立ては奥が汚れてしまいがちです。
柄付きスポンジを使えば簡単に掃除できます。
お墓掃除の手順4.お供えをして手を合わせる
お墓掃除を終えたら、お供えをします。
最後に手を合わせましょう。
帰るときはお供えを持って帰るのがマナーです。
お供えをそのままにしておくと、風で飛ばされたり、鳥に食べられたりする原因となります。
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お墓掃除はいつすればよいのか
お墓掃除をおこなうタイミングに決まりはありません。
基本的には、お墓参りをするときに掃除もおこないます。
お墓掃除に行くおすすめのタイミングはこちらです。
・月に1度
・お盆やお彼岸など
お墓掃除に行くおすすめのタイミング1.月に1度
お墓掃除は月に1度するのが理想的です。
定期的に掃除をすれば汚れが蓄積しないため、きれいな状態を保てます。
お墓掃除に行くおすすめのタイミング2.お盆やお彼岸など
遠方に住んでいる方や、仕事などで忙しい方は、お盆やお彼岸のお墓参りに合わせて掃除をしてもよいでしょう。
一般的に、多くの方がお墓参りをするタイミングはこちらです。
・お盆
・お彼岸
・年末年始
・祥月命日
・月命日
・報告したいことがあるとき
特に親族が集まりやすいお盆やお彼岸、年末年始などはお墓掃除をしやすいタイミングといえます。
お墓参りに行くおすすめの時期については、こちらの記事で解説しています。
自分でお墓掃除ができない場合の対処法3選
自分でお墓掃除ができない方は、お墓掃除代行を利用するのもひとつの方法です。
ここからは、下記のサービスについて見ていきましょう。
・お墓参り代行サービス
・石材店の墓石クリーニング
・掃除専門業者
自分でお墓掃除ができない場合の対処法1.お墓参り代行サービス
『お墓参り代行サービス』は依頼者の代わりに、お墓参りやお墓掃除をおこなってくれます。
作業前と作業後に写真を撮ってくれるので、作業がおこなわれているのか心配だと思う方も安心です。
年間契約と単発での依頼があるので、気になる方は単発で試してみて、満足できた場合は年間契約を検討してもよいでしょう。
自分でお墓掃除ができない場合の対処法2.石材店の墓石クリーニング
石材店も墓石クリーニングをおこなっています。
墓石の洗浄以外にも敷地内の掃除や植木の剪定、墓石の破損などの修理も依頼できます。
内容によっては費用が高額となるケースがあるため、見積もりをとってから依頼しましょう。
自分でお墓掃除ができない場合の対処法3.掃除専門業者
掃除専門業者のサービス内容のひとつに、お墓掃除があります。
掃除専門業者が提供するサービスは、お墓参り代行サービスがおこなう内容と変わりません、
急いでいる方向けにサービスを最短で提供している業者もあるので、状況に合わせて検討しましょう。
まとめ
お墓掃除はお墓参りと合わせておこなう方が多いです。
雑巾やスポンジ、ほうきなどの必要な道具をあらかじめ用意しましょう。
お墓掃除は月に1度おこなうのが理想です。
もしむずかしい場合はお盆やお彼岸など、多くの方がお墓参りに行く時期がおすすめです。
お墓掃除をする時間がない方は、お墓掃除代行サービスを利用するとよいでしょう。
適切にお墓を掃除すれば、汚れが落ちやすいです。
ご自身の都合に合わせて、お墓掃除のタイミングを調整してみてはいかがでしょうか。
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お墓に関するご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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