お墓参りの時期はいつ行けばよい?おすすめの時期6選

亡くなった方やご先祖様に、感謝の気持ちを伝えるお墓参り。

お墓参りといえばお盆やお彼岸に行く方が多いようです。
ただ、仏事にはさまざまなルールやマナーが存在します。

「もしかしたら、お墓参りにも行く時期が決められているのではないか」と悩んでしまう方がいるのではないでしょうか。

この記事ではお墓参りの時期について解説します。

・お墓参りに行きたいけど、いつ行ってよいのかわからない
・多くの方がお墓参りに行く時期がわからない

上記のような悩み事を抱えている方に役立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

お墓参りに行く時期はいつでもよい

お墓参りに行ってはいけない時期はありません。

1年を通してお墓参りに行けるので、都合のよい時期を選ぶとよいでしょう。
亡くなった方やご先祖様は、お墓参りにきてもらえると喜んでくれますよ。

多くの人がお墓参りに行く時期6選

お墓参りに行く時期に決まりはありませんが、多くの方がお墓参りに行く時期は、ある程度決まっています。
多くの方がお墓参りに行く時期は、こちらの6つです。

・お盆
・お彼岸
・年末年始
・祥月命日
・月命日
・報告したいことがあるとき

それぞれ解説していきます。

お墓参りに行く時期1.お盆

お盆は亡くなった方やご先祖様が、生前に住んでいた家に帰ってくるといわれています。
亡くなった方やご先祖様をお迎えするため、お盆の時期にお墓に行き、お供えや儀式をおこなうのが一般的です。

地域によってお盆の時期は異なります。

多くの地域では遅れ盆と呼ばれる8月が、お盆の時期です。
日にちは8月の13日から15日まで。

関東や東北、北陸地方の一部では新盆である7月がお盆の時期です。
日にちは7月の13日から16日まで。

沖縄や奄美地方では旧暦がお盆の時期です。
毎年日にちが変わります。

このように地域によってお盆の日にちが変わるので、知っておくとよいでしょう。

お盆の場合、初日に亡くなった方やご先祖様の霊をお迎えに行く方が多いです。
しかし、お墓参りに行く日にちには特別な決まりがないので、お盆の期間中ならどこでも問題はありません。

お盆の関連記事はこちらです。

お彼岸とお盆の違いとは?由来や期間、目的などをそれぞれ解説します

お墓参りに行く時期2.お彼岸

お盆と並んで、お墓参りに行く方が多い時期はお彼岸です。

お彼岸は、極楽浄土と私たちの住む世界がつながりやすい日といわれています。
特に彼岸の中日である春分の日と秋分の日が、お墓参りの時期としておすすめです。

お彼岸は春と秋の2回あります。

春のお彼岸は春分の日と前後の日にち3日間ずつ、合計7日間です。
秋のお彼岸も春と同じように、秋分の日と前後の日にち3日間ずつ、合計7日間をさします。
毎年日にちが変わるため、お墓参りの際は確認しておくとよいでしょう。

ちなみに秋分の日は祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日です。

さらに秋分の日は『お墓参りの日』として認定されていますので、お墓参りに行く日としても最適といえるでしょう。

お彼岸に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

お彼岸とは?3月春と9月秋のお彼岸の違いも解説

お彼岸にやってはいけないこと・してはいけないこととは?

お彼岸には「おはぎ」か「ぼたもち」?春・秋のお彼岸にお供えする食べ物を解説

お墓参りに行く時期3.年末年始

年末年始は家族が集まりやすい時期です。

地元を離れた方が帰省して実家に帰ってきたり、親戚が集まったりと、お墓参りしやすいタイミングといえます。

基本的に、年末年始のお墓参りは問題ありません。
年末では1年の感謝を述べたり、年明けは新年のあいさつをしたりと、故人やご先祖様との大切な時間を設けましょう。

しかし、年始のお墓参りは避けるべきという考えの地域も一部あります。
もし気になるようでしたら、お墓のある地域住民の方に聞いてみるとよいでしょう。

注意点としては、年末年始は霊園や墓地の開園時間が変更されている場合があります。
事前に確認してからお墓参りに行くとよいでしょう。

お墓参りに行く時期4.祥月命日

『祥月命日』とは、故人が亡くなった月日のことをさします。
たとえば8月1日に亡くなった場合は、毎年8月1日が祥月命日です。

祥月命日には法要をおこなう年もあります。

故人が亡くなった1年後の一周忌、故人が亡くなった2年後の三回忌。
その後は七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌・五十回忌があります。

法要がない年でも、祥月命日にお墓参りをする方は多くいます。

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7回忌(七回忌)にふさわしいお供えものは?準備や流れ、マナーについて解説

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お墓参りに行く時期5.月命日

『月命日』とは、毎月の故人が亡くなった日にちのことをさします。

たとえば8月1日に亡くなった場合は、毎月1日が月命日です。

 

月命日は毎月のことなので、遠方にお住いの方はなかなかお墓参りに行けない方もいるでしょう。

お墓参りに行けないときは、仏壇の前で手を合わせるだけでも供養となります。

お墓参りに行く時期6.報告したいことがあるとき

就職や引っ越し、結婚や子どもが産まれたなど、人生の転機にあたるタイミングでお墓参りに行く方も多いです。

亡くなった方やご先祖様は遠くから見守ってくれています。
きっと喜んでくれるでしょう。

お墓参りに行く時間帯のおすすめ

お墓参りに行く時間帯は午前中がおすすめです。

朝日を浴びた中でお墓参りをすると、すがすがしい気持ちになれます。
また、明るい時間帯ではお墓周りの掃除もしやすいです。

さらに、夏の暑い時期では熱中症対策になるので、参拝者の体にかかる負担も減らせます。

お墓参りに行く時間帯にも特に決まりはありません。
霊園や墓地の開いている時間なら、いつでも大丈夫です。

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お墓参りの基本とは?期間や持ち物、マナーなどを解説【お墓掃除や服装】

夏のお墓参りのタイミングや注意点は?服装や熱中症対策についても解説します

お墓参りに一人で行ってはいけないのか

「お墓参りに一人で行ってはいけない」と言われたことはありませんか。
結論からお伝えすると、お墓参りに一人で行っても問題ありません。

昔は山奥や足場の悪い場所にもお墓がありました。
もし一人でお墓参りに行き、想定外の出来事に遭遇した場合、助けが呼べないおそれがあります。

たとえば知らない人に襲われたり、足を滑らせてケガをしたりなどです。
このような不測の事態を想定して、昔の人はお墓は一人で行ってはいけない、と戒めたのでしょう。

現在のお墓は霊園や墓地が整備されており、管理人が常駐している場所も多いです。
危険が少なくなったので、一人でも安心してお墓参りができます。

それでも雨が降って足場が滑りやすいときや、日が暮れて周囲が薄暗くなったときなどは注意が必要です。

まとめ

お墓参りに行く時期に決まりはありません。

お墓参りをする時期のおすすめはこちらです。

・お盆
・お彼岸
・年末年始
・祥月命日
・月命日
・報告したいことがあるとき

特にお盆とお彼岸はお墓参りをする方が多いです。

お墓参りは亡くなった方やご先祖様の冥福を祈る大切な行事。
普段は仕事で忙しかったり、遠方に住んでいて行けなかったりなど、お墓参りができない方も多いのではないでしょうか。

ぜひタイミングを調整して、お墓参りに行かれてはいかがでしょうか。

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