お墓参りの基本とは?期間や持ち物、マナーなどを解説【お墓掃除や服装】

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お墓参りに関する疑問は多いものです。

お墓参りに行く期間や持ち物など、意外と分からないことがあるかと思います。

 

そこで、この記事ではお墓参りに関して疑問が多い点を中心にまとめました。

お墓参りについての基本を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

なお各項目の下には詳細記事の案内を紹介しています。

該当する項目をより詳しく解説しているので、合わせて見ていただくと理解が深まります。

お墓参りに行く期間

お墓参りに行く期間は特に決められていません。

自分の都合のよいタイミングでお墓参りをしてください。

 

多くの方がお墓参りに行く時期はこちらの6つです。

時期 詳細 日にち
お盆
  • 多くの地域では遅れ盆をお盆とみなす
  • 関東や東北、北陸の一部地域では新盆をお盆とみなす
  • 遅れ盆:8月13日~15日
  • 新盆:7月13日~16日
    ※毎年日にちが変わる
お彼岸
  • 極楽浄土と私たちの住む世界がつながりやすい日といわれている
  • 秋分の日は『お墓参りの日』として認定されている
  • お彼岸:春分の日と前後の日にち3日間ずつ、合計7日間
  • 秋分の日と前後の日にち3日間ずつ、合計7日間
    ※毎年日にちが変わる
年末年始
  • 家族が集まりやすい時期であり、お墓参りをする方が多い
  • 個人による
    ※大みそかはお寺が忙しいので、お墓掃除は12月30日までに済ませておくこと
祥月命日
  • 故人が亡くなった月日のこと
  • 命日
月命日
  • 毎月の故人が亡くなった日にちのこと
  • 亡くなった日にち
報告したいことがあるとき
  • 就職や結婚、出産などの人生の転機にあたる出来事があったときに行う
  • 個人の都合がよいとき

お墓参りの流れ

お墓参りの基本的な流れはこちらです。

 

1.お墓掃除を行う

2.お供えをする

3.合掌する

4.後片付けをする

 

それぞれ解説します。

お墓参りの流れ1.お墓掃除を行う

寺院墓地にお墓参りをする場合、到着したらお墓に行く前に本堂にお参りをしてください。

 

お墓に着いたら手を合わせて、故人やご先祖様にあいさつをします。

その後、お墓掃除に取り掛かってください。

 

お墓掃除は下記の手順で行います。

 

1.お墓の敷地内

2.墓石

3.小物類



お墓掃除の手順についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

お墓掃除の仕方と持ち物は?お墓掃除の手順を解説します

お墓参りの流れ2.お供えをする

お墓がきれいになったら、お供え物を置きます。

 

半紙を敷いてから、食べ物や飲み物をお供えしてください。

お墓参りの流れ3.合掌する

線香に火をつけて線香皿や香炉に置いたあとは合掌します。

線香についた火を消すときは、口でふかずに必ず手で振るようにしてください。

 

墓石よりも体が低くなるように、しゃがんで行うとよいでしょう。

お墓参りの流れ4.後片付けをする

お供え物を残さずに、後片付けをして帰りましょう。

お墓参りの持ち物

お墓参りに必要な持ち物はこちらです。

 

・お墓掃除に使う道具

・お参りに必要なもの

お墓参りの持ち物1.お墓掃除に使う道具

お墓掃除にあると便利なものをまとめてみました。

掃除する場所 道具
敷地用
  • ほうき、ちりとり
  • 鎌やはさみ
  • ごみ袋
墓石用
  • 雑巾
  • スポンジ(柔らかい素材のもの
  • 歯ブラシ
  • 手おけ※
  • ひしゃく※
  • 墓石用洗剤
  • 柄付きスポンジ
  • ※霊園や寺院墓地で借りられる場合もあり
その他あると便利なもの
  • 軍手
  • ゴム手袋
  • 虫よけ※
  • 日よけ道具※
  • ※夏にあると便利なもの

お墓参りの持ち物2.お参りに必要なもの

お参りに必要なものはこちらです。

 

・線香

・お供え物

・半紙

・お花

・ライター※

・ろうそく※

※お墓の近くの売店で売られている場合もあり



お墓参りの流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

知っておくべきお墓参りのマナーを紹介します。流れや注意点は?

お墓参りの服装

お墓参りをするときに決められた服装はないので、普段着でも構いません。

 

ただし、おさえておきたいマナーはあります。

ここからはお墓参りの服装について解説します。

お墓参りの服装選びで気をつけておくべきポイント

お墓参りの服装選びで気をつけておくべきポイントは以下の4点です。

 

・明るい色の服装は避ける

・肌の露出を避ける

・毛皮を使った服や小物類の着用は避ける

・アクセサリー類の着用は避ける

目的別の服装選びのポイント

お墓参りをする際、何を目的にしているのかで着ていくべき服装が異なります。

 

目的別の服装選びはこちらを参考にしてください。

シチュエーション 服装 ポイント
普段のお墓参り
  • 普段着
  • 「お墓参りの服装選びで気をつけておくべきポイント」で紹介した内容を守る
お墓掃除を入念に行いたいとき
  • 汚れても構わない服装
  • 動きやすい服装
  • 速乾性の高い服を着ると快適
  • 夏場では帽子やネッククーラーなどがあるとよい
法事に参加するとき
  • 正喪服や準喪服
  • 喪主や親族の方は正喪服
  • そのほかの方は準喪服
人生の節目の報告をするとき
  • 成長が一目でわかる服装
  • 進学なら学校の制服
  • 就職ならリクルートスーツ
  • 成人式なら振袖や袴※
  • ※振袖のファーは外すこと

お墓参りの服装については、こちらの記事で詳しく解説しています。

お墓参りに行くときの服装は?目的別や男女別でふさわしい服装を紹介します

季節ごとの服装選びのポイント

お墓参りに行く際、季節ごとの服装選びのポイントを紹介します。

 

季節別で一覧表にしたので、こちらをご覧ください。

季節 ポイント
  • 薄手のコートがあると脱ぎ着が簡単なので、1枚あると便利
  • 花粉症対策のためのマスクはしてもよいが、帽子と同じく墓前では外す
  • 肌の露出をできるだけ控える
  • 派手な柄シャツなどは避ける
  • サンダルはケガの原因にもなりかねないので、避けた方がよい
  • 春と同じように、薄手のコートがあると 気温に合わせて対応しやすい
  • 台風が日本列島に接近する時期なので、 雨具があると安心
  • ダウンジャケットや厚手のコート、ヒートテックなどを着用して防寒対策をする
  • 毛皮のコートやブーツなどの着用は避ける

お墓参りの季節ごとの服装については、こちらを参考にしてください。

季節に合わせたお墓参りの服装は?スーツを着ていくべきなのか

お墓参りのお供え物

お墓参りにもっていくお供え物は何がよいのか、また避けた方がよいものはあるのかなどを解説します。

お供え物の基本

お供え物の基本は『五供(ごく)』です。

 

五供の種類と内容はこちらにまとめてあります。

五供の種類 お供え物の内容
線香
灯燭(とうしょく) ろうそく
浄水(じょうすい) 水やお茶
飲食(おんじき)) 私たちが普段食べているもの※ (お菓子やフルーツ、お酒など)
※仏壇に供える際は主食

避けた方がよいお供え物

避けた方がよいお供え物はこちらの3点です。

 

・肉や魚

・五辛と呼ばれる食べ物(ねぎ、にんにく、にら、らっきょう、はじかみ)

・毒やトゲ、香りの強い花

 

お墓参りのお供え物についてはこちらの記事を参考にしてください。

お墓参りにもっていくお供え物は何がよい?タブーはあるの?

お墓参りに備える花

五供における考え方の一つである花。

 

お供え物に適した花や避けた方がよい花を紹介します。

 

お供え物に適した花と避けた方がよい花

前提として、お供え物として選ぶ花に決まりはありません。

故人の好きだった花を選ぶとよいでしょう。

 

できれば日持ちしやすく、枯れても花びらが落ちにくい花がよいでしょう。

避けた方がよい花は毒やトゲのある花です。

 

ちなみに造花でも問題ありませんが、お供え物は生花にするべきと考えている方もいます。

心配であれば、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

こちらにそれぞれの花の種類をまとめました。

お供え物に適した花 避けた方がよい花
  • カーネーション
  • キンセンカ
  • スターチス
  • トルコキキョウ
  • アルストロメリア
  • 榊※
  • ※花ではないが、神道の場合に適している
  • バラ
  • ユリ
  • 彼岸花

お供え物の花についてはこちらで詳しく解説しています。

お供え物の花は何でもよい?避けた方がいい花の種類は?

まとめ

お墓参りの期間や服装、マナーなどが気になる方は多いでしょう。

お墓参りをする機会の少ない方ならなおさらです。

 

しかし、そこまで難しいことはありません。

最低限のマナーを守り、故人やご先祖様を偲ぶ気持ちがあれば十分なのです。

 

この記事を参考にして、お墓参りに行かれてはいかがでしょうか。

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この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。