お彼岸にお墓参りをする方は多くいます。
しかし、お彼岸にやってはいけないことについて聞かれた際、はっきりと答えられる方は少ないでしょう。
この記事ではお彼岸にやってはいけないことについて解説していきます。
目次
お彼岸にやってはいけないこと
結論からお伝えすると、お彼岸にやってはいけないことはありません。
ただし、お彼岸に避けたほうがよい行事はあります。
お彼岸に避けたほうがよい行事
お彼岸に避けたほうがよい行事はこちらの3つです。
・結婚式
・引っ越し
・お見舞い
それぞれの行事について、なぜ避けたほうがよいのかを説明していきます。
お彼岸に避けたほうがよい行事1.結婚式
お彼岸は喪の期間ではないので、結婚式をおこなっても問題はありません。
のちほど言及しますが、お彼岸ではお墓参りや仏壇の掃除などをおこなうため、慌ただしくなる家族がいることが予想されます。
慌ただしい時期の結婚式の参列に負担を感じる方もいるため、招待側が配慮する必要があります。
また結婚式の招待状を送る際も、お彼岸の時期に到着しないように気をつけるとよいでしょう。
お彼岸に避けたほうがよい行事2.引っ越し
お彼岸の時期の引っ越しは禁止されていません。
新居に引っ越す時期がお彼岸と重なることもあるでしょう。
ただし、引っ越しを優先してしまいお墓参りができない場合、良い印象を持たれない可能性があります。
時期をずらせるのであれば、お彼岸の前後に引っ越しをおこなうことをおすすめします。
お彼岸に避けたほうがよい行事3.お見舞い
お彼岸はあの世である『彼岸』とこの世である『此岸』がもっとも近づく時期とされています。
お彼岸にお見舞いをすると「不謹慎だ」「常識がない」と捉えられてしまうことが考えられます。
もちろん、相手を心配してお見舞いをすることはよいのですが、お彼岸は避けたほうが無難です。
お彼岸にすること
お彼岸にすることは下記の2つです。
・お墓参り
・仏壇の掃除をしてお供えをする
お彼岸にすること1.お墓参り
お墓参りをするのにもっとも望ましい日は春分の日と秋分の日です。
しかし、お彼岸の期間であればいつでも構いません。
お墓参りは以下の手順でおこないます。
1.お墓掃除をおこなう
2.お供えをする
3.合掌する
4.後片付けをする
まずは墓石やお墓の周辺をきれいにします。
墓石やお墓の周辺の掃除後はお供えをします。
合掌したあと、お供えを片付けて終了です。
お墓掃除はさまざまな持ち物が必要です。
お墓参りの持ち物はこちらにまとめました。
掃除する場所 | 道具 |
敷地用 | ・ほうき、ちりとり・鎌やはさみ・ごみ袋 |
墓石用 | ・雑巾 ・スポンジ(柔らかい素材のもの) ・歯ブラシ ・手おけ※ ・ひしゃく※ ・墓石用洗剤(食器用洗剤はNG) ・柄付きスポンジ※霊園や寺院墓地で借りられる場合もあり |
その他あると便利なもの | ・軍手 ・ゴム手袋 ・虫よけ※ ・日よけ道具※ ※夏にあると便利なもの |
お墓掃除に必要な持ち物は多いです。
ひしゃくや手おけなどを借りると持ち物を減らせます。
また、夏のお墓掃除では暑さや虫対策も重要です。
虫よけや日よけ道具を持参するとよいでしょう。
こちらの関連記事を参考にしてください。
お彼岸にすること2.仏壇の掃除をしてお供えをする
自宅に仏壇があれば掃除をしましょう。
きれいになったあとにお供えをします。
お彼岸のお供えはおはぎやぼたもち、果物などがおすすめです。
お供えに迷った際は、下記の記事を参考にしてください。
お彼岸の期間
お彼岸の期間は春分の日と秋分の日と前後3日間の、合計7日間です。
春分の日と秋分の日は太陽の動きを判断したのち、毎年2月1日に発表されます。
何日もずれることはありませんが、お彼岸の期間を間違えないためにもチェックしておきましょう。
2023年のお彼岸
2023年のお彼岸はこちらの7日間です。
・春のお彼岸:3月18日(土)~3月24日(金)
・秋のお彼岸:9月20日(水)~9月26日(火)
お彼岸は春と秋の2回あります。
お彼岸の春と秋の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
お彼岸にやってはいけないことは特にありません。
ただし、結婚式や引っ越しなどの行事はお彼岸の時期を避けて実施したほうがよいでしょう。
お彼岸で大切なのは故人やご先祖様を偲ぶ気持ちです。
周囲の人たちや故人、ご先祖様のことを考えた行動をしてみてはいかがでしょうか。
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