法要を欠席する際の文例は?返信はがきで注意すべき3つのポイントと案内状に返信する方法を解説

法要は故人の冥福を祈る大切な行事です。
特に四十九日や一周忌は重要な行事であるため、できるだけ出席することが好ましいです。
ただ、やむを得ない状況により、欠席となるケースも考えられます。

法要を欠席する際は、マナー違反とならないように返信することが望まれます。
そこでこの記事では、法要を欠席する際の文面について解説していきます。
また、返信はがきで注意すべき3つのポイントと案内状に返信する方法も紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

目次

法要の案内状に返信する方法

法要の案内状に返信する方法は、下記の2つがあります。

・返信用はがき
・電話やメール

それぞれの方法について、順番に見ていきましょう。

法要の案内状に返信する方法1.返信用はがき

法要の案内状には、返信用はがきが同封されるケースが一般的です。
法要の案内状に返信用はがきが同封されていた場合は、そちらを用います。

ただ、返信用はがきは送ってから到着までに、時間がかかることが予想されます。
法要の案内状を受け取った際は、速やかに返信するようにしましょう。

法要の案内状に返信する方法2.電話やメール

返信用はがきで返信しなければならないという決まりはありません。
また、電話やメールで法要を欠席する旨を伝えても、マナー違反ではありません。

ただ、メールで返信をした場合は、先方が確認できない可能性があります。
できれば電話で連絡するようにしましょう。

法要を欠席する際に送るお詫びの手紙の文例

法要を欠席する際は、お詫びの手紙を書くと丁寧な印象を与えます。
お詫びの手紙は、返信用はがきとは別で送るとよいでしょう。

法要を欠席する際に送る、お詫びの手紙の文例はこちらです。

謹啓
このたびは、亡○○様の△△法要にお招きいただき、誠にありがとうございました
さて、お招きいただいた△△法要につきまして、出席させていただきたいのですが、やむを得ぬ事情により欠席させていただきたく存じます
心ばかりではありますが、御香料を送らせていただきましたので、どうぞ御仏前にお供えくださいますようお願い申し上げます。
ご家族の皆様におかれましては、どうぞご自愛くださいませ。
謹白

もし体調不良にて法要を欠席する際は、具体的な病名を記載しないようにしましょう。
先方が具体的な病名を知ってしまうと「体調は大丈夫なのか」と心配をかけてしまいます。

文例にある「やむを得ぬ事情により」といった書き方をして、先方に配慮しましょう。

関連記事はこちらです。

法要の案内状の例文を紹介!送る時期やマナー、書き方を解説

返信用はがきで連絡する際に注意すべき3つのポイント

返信用はがきにて法要を欠席する返信をする際は、下記の3つのポイントに注意が必要です。

・御出席を二重線で消す
・御の文字を二重線で消す
・行を様に書き換える

どのようなポイントに注意すべきなのか、ひとつずつ解説していきます。

返信用はがきの書き方1.御出席を二重線で消す

法要を欠席するので、御出席に二重線を引いて消します。

返信用はがきの書き方2.御の文字を二重線で消す

御欠席や御住所などで使われている『御』の文字を、二重線で消します。
返信する人物がご自身に対して『御』の文字を用いることは不適切です。
『御』の文字を忘れずに消すようにしましょう。

また、御欠席の『御』の文字に二重線を引いて消したあとは、欠席に〇をします。
欠席に続いて「致します」「させていただきます」といった文字を書くと、より丁寧な対応となります。

返信用はがきの書き方3.行を様に書き換える

返信用はがきの表面に記載されている、施主の名前の最後には『行』と記載されています。
この『行』を消して『様』と書きます。

また、返信用はがきに空白があれば、一言添えるとよいでしょう。
下記の文例を参考にしてみてはいかがでしょうか。
なお、余白がなければ書かなくても問題はありません。

「この度はお招きいただき誠にありがとうございます」

法要を欠席する際の香典はどうするべきなのか

法要を欠席する際は香典を送ります。
ただ、包む金額や送り方に注意が必要です。

ここからは、法要を欠席する際の香典について解説していきます。

・法要を欠席する際の香典の相場
・法要を欠席する際の香典の送り方

法要を欠席する際の香典の相場

法要後は、お斎と呼ばれる会食があるのが一般的です。
香典にはお斎の料金も含まれていることから、相場の半額程度を包みます。

香典の目安はこちらを参考にしてみてくださいね。

関係性 香典の目安
両親(子どもの立場) 10,000円~50,000円
祖父母(孫の立場) 3,000円~10,000円
兄弟、姉妹 10,000円~30,000円
叔父、叔母 5,000円~10,000円
友人 3,000円~5,000円
隣近所 2,000円~5,000円
職場関係(上司や同僚など) 1,000円~5,000円

法要を欠席する際の香典の送り方

香典を贈る際は、現金書留を利用します。
不祝儀袋にお札を入れ、返信用はがきとお詫びの手紙を郵送します。

もしすぐに香典を送れなければ、先に返信はがきを出しましょう。

なお、現金書留の封筒は郵便局でのみ購入が可能です。
郵便局の窓口で現金書留を利用したい旨を伝えれば、現金書留用の封筒を販売してくれます。

まとめ

法要を欠席する際の文例を紹介しました。
欠席する際は、先方を心配させる文面とならないように注意しましょう。

法要を欠席する連絡は、案内状に同封されている返信用はがきを用いるケースが一般的です。
ただ、電話やメールで返信してもマナー違反となりません。

返信用はがきに記載されている『御』の文字は、二重線で消します。
施主の氏名にある『行』も二重線で消して『様』と書き直します。

できれば法要に出席することが望ましいですが、欠席となるケースもあるでしょう。

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