永代供養に必要な証明書は?入手方法や申込手順、埋葬許可書を紛失した際の対処法について解説

永代供養を申し込む際は、さまざまな証明書をそろえる必要があります。
ただ、永代供養に必要な証明書をそろえる機会はほとんどないため、戸惑ってしまうかもしれません。

そこでこの記事では、永代供養に必要な証明書の入手方法や申込手順について解説していきます。
また、埋葬許可書を紛失した際の対処法について説明していくので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

目次

永代供養に必要な証明書

永代供養に必要な証明書は、下記の2つのパターンによって若干の違いがあります。

・すでにお墓がある
・生前契約を希望している

すでにお墓がある場合は、墓じまいをして改葬をする必要があります。
永代供養で多いのは、ひとつ目の『すでにお墓がある』パターンです。

ここからはすでにお墓があるので、墓じまいをして改葬をする場合に必要な証明書について説明していきます。
永代供養に必要な証明書は下記の4つです。

・埋葬証明書
・改葬許可証
・受入証明書
・改葬許可申請書

それぞれの証明書について見ていきましょう。

永代供養に必要な証明書1.埋葬証明書

『埋葬証明書』は、遺骨を納骨する際に必要な証明書です。
遺骨が納骨されている霊園やお寺の管理者に発行してもらいます。

永代供養に必要な証明書2.改葬許可証

『改葬許可証』は下記の3つの書類をそろえ、現在のお墓がある市町村に提出すると入手できます。

・埋葬証明書
・受入証明書
・改葬許可申請書

永代供養に必要な証明書3.受入証明書

『受入証明書』は、永代供養先の墓地管理者から入手する証明書です。
遺骨を受け入れるために必要です。

永代供養に必要な証明書4.改葬許可申請書

『改葬許可申請書』は、現在のお墓がある市町村から入手します。
記入例を参考にして書きましょう。

永代供養の申込手順

永代供養の申込手順はこちらです。

1.家族や親族と墓じまいについての相談をする
2.墓地管理者に墓じまいについての相談する
3.永代供養墓を探す
4.墓じまいに必要な証明書を用意する
5.閉眼供養のあと、遺骨を取り出す
6.墓石を撤去する
7.取り出した遺骨を永代供養墓におさめる

墓じまい後に永代供養する手順は、こちらの記事で詳しく解説しています。

永代供養と墓じまいの違いとは?手順やメリット、デメリットを解説

埋葬許可書を紛失した際の対処法

埋葬許可書は、遺骨を納骨する際に必要な書類だと説明しました。
ほかには分骨や散骨、改葬時にも使われる、とても大切な書類です。

埋葬許可書は大切に保管することが原則ですが、紛失してしまうケースも考えられます。
では、埋葬許可書を紛失した場合はどうすればよいのでしょうか。

埋葬許可書を紛失した際の対処法は、火葬から5年が経過しているかどうかで変わります。
それぞれの対処法について見ていきましょう。

・火葬から5年以内
・火葬から5年が経過

埋葬許可書を紛失した際の対処法1.火葬から5年以内

火葬から5年以内の場合、故人の死亡届を提出した市町村役場に相談をします。
市町村役場では埋葬許可証を5年のあいだ、保管する義務があります。

本人確認書類と印鑑があれば再発行してもらえるので、忘れずに持参しましょう。

本人確認書類の一例はこちらです。

・運転免許証
・マイナンバーカード
・健康保険証

埋葬許可書を紛失した際の対処法2.火葬から5年が経過

火葬から5年が経過している場合は、火葬をおこなった火葬場に連絡します。
火葬場では『火葬許可証』を発行してもらいます。

火葬許可証の発行後、市町村役場に提出しましょう。

もし火葬場が分からなければ、葬儀社に問い合わせをします。
葬儀社も分からない場合、市町村役場に地域の火葬場を聞いてみましょう。

まとめ

永代供養に必要な証明書には、埋葬証明書や改葬許可証などがあります。
特に改葬許可証は、必要書類がそろわなければ発行できません。

埋葬許可書を紛失した際は、火葬から経過した年数によって問い合わせ先が異なります。
5年以内であれば故人の死亡届を提出した市町村役場、5年が経過しているのであれば火葬場です。

スムースに手続きができるよう、事前に必要な証明書の種類と入手方法を把握しておきましょう。

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