納骨にかかる費用の内訳を解説。安くする方法も紹介します

納骨をする際、納骨式を行ったり、お墓を建てたりと何かと出費が増えますよね。

あらかじめ、どれくらいの費用がかかるのか分からないと、心配になってしまう方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では納骨の費用について解説します。

 

・納骨にかかる費用はいくらくらいなのか知りたい

・手持ちのお金がないため、できるだけ安くおさえたい

 

などの要望や疑問などを解決する情報をまとめたので、参考にしてください。

 

納骨にかかる費用の内訳

 

納骨にかかる費用は

 

・お布施

・お車代

・彫刻料

・会食費

・その他費用

 

などがあります。

 

それぞれ解説します。

 

お布施

 

納骨する際には納骨式を行うのが一般的です。

納骨式では僧侶に読経してもらいます。

 

納骨式に出席してもらった感謝の気持ちとして、お布施を渡します。

お布施の相場は1万円~5万円です。

 

 

お車代

 

僧侶が納骨場所に来るとき、自家用車やタクシーなどを利用した利用した際に渡します。

 

お車代の相場は5千円〜1万円です。

施主がタクシーを用意した場合や、こちらで送迎を行う場合は必要ありません。

 

彫刻料

 

墓誌に故人の没年や戒名を彫ってもらう費用です。

彫刻料の相場は4万円前後です。

 

会食費

 

納骨式のあとに行う会食にかかる費用です。

会食費の相場は一人当たり3千円〜1万円程度かかります。

 

ちなみに、僧侶も会食に招待します。

辞退された場合は、御膳料として5千円〜1万円を渡してください。

 

会食に参加しない僧侶もいるので、事前に確認しておきましょう。

 

その他費用

 

納骨式にはお供え物を用意します。

 

果物や缶詰のほかに、生花が供えられます。

その他費用の相場は5千円〜1万円ほどです。

 

場合によってかかる費用

 

すべての人に当てはまらない、状況に応じてかかる費用は

 

・卒塔婆料

・納骨の作業費

・開眼法要や年忌法要のお布施

・お墓を建てる費用

 

などがあります。

 

 

卒塔婆料

 

宗教によっては卒塔婆を立てます。

 

仏教では卒塔婆を立てることは善行につながると信じられており、故人の冥福にもつながると考えられています。

浄土真宗では卒塔婆を立てることはありません。

 

卒塔婆料の相場は、1本あたり2千円~1万円ほどです。

 

納骨の作業費

 

お墓に納骨する際、遺骨をおさめるカロートの開閉にかかる作業費です。

 

石材店に依頼する場合、2万円~3万円かかります。

なお、自分で開閉できるタイプであれば、費用はかかりません。

 

開眼法要や年忌法要のお布施

 

新しくお墓を建てる場合、開眼法要を行います。

開眼法要とは墓石に魂入れを行う法要のことです。

 

さらに、回忌法要も行う場合も、別にお布施を用意します。

お布施の相場はそれぞれ3万円前後です。

 

お墓を建てる費用

 

新しくお墓を建てる場合にかかる費用です。

 

費用内訳は

 

・永代使用料:60万円~80万円

・墓地管理費:年間数千円~数万円

・墓石費用:100万円~200万円

・その他の費用(お寺の檀家になる場合):10万円~30万円

 

がかかります。

 

お墓を建てる際にかかる費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。

お墓には4つの費用がかかる!お墓にかかる費用の内訳を紹介します

 

納骨の費用を安くする方法

 

納骨にはさまざまな費用がかかります。

 

そのため、できるだけ安くおさえたいと考える方も多いのではないでしょうか。

そこで、納骨の費用をおさえる方法を紹介します。

 

 

永代供養を選ぶ

 

お墓を建てる場合、数百万円費用がかかるため、自分でお墓を建てない永代供養がおすすめです。

 

永代供養とは遺骨の管理や供養を、霊園や寺院墓地にお任せします。

永代供養には合祀墓や樹木葬、納骨堂などから選べます。

 

費用をおさえるのであれば、合祀墓がよいでしょう。

合祀墓は5万円からお願いできるため、財布に優しいです。

 

合祀墓については、こちらの記事で詳しく解説しています。

合祀墓はどんな人におすすめ?気になる費用やトラブルを防ぐためにやっておくことは

 

 

散骨する

 

散骨とは遺骨をお墓におさめず、海や山中などにまいて供養することです。

 

散骨は地域住民への配慮や、風評被害などを考慮する必要があります。

そのため、リスクが少ない海洋散骨を行う散骨業者が多いです。

 

海洋散骨は複数の遺族と同じ船に乗り散骨する合同散骨や、一家族のみで船をチャーターして散骨する個別散骨があります。

 

おすすめは散骨業者に遺骨を渡して散骨してもらう代行散骨です。

散骨業者の都合で散骨を行えるため、費用をおさえられます。

 

代行散骨の費用相場は5万円ほどです。

 

まとめ

 

納骨にかかる費用相場は

 

・お布施:1万円~5万円

・お車代:5千円〜1万円

・彫刻料:4万円前後

・会食費:一人当たり3千円〜1万円

・その他費用:5千円〜1万円

 

などです。

 

さらに状況に応じてかかる費用は

 

・卒塔婆料:1本あたり2千円~1万円

・納骨の作業費:2万円~3万円

・開眼法要や年忌法要のお布施:3万円前後

・お墓を建てる費用:200万円前後

 

などがかかります。

 

納骨の費用を少しでもおさえたい方は永代供養や散骨を選ぶとよいでしょう。

 

 

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