お布施とは何か?お布施袋の書き方や種類を紹介します

葬儀や法要を行う際、故人を供養してもらう見返りとして、僧侶にお布施を渡すのが一般的です。

そんなお布施ですがどのようなものか分からず、ただ渡している人も多いのではないでしょうか。

 

この記事ではお布施について解説します。

 

・お布施とは何かよくわかっていないので、詳しく知りたい

・お布施を渡すときに使うお布施袋の書き方がわからない

・お布施袋の種類が多く、どれを使えばよいのか知りたい

 

などの疑問や悩みを解決する情報をまとめているので、参考にしてください。

 

お布施とは

 

お布施とは葬儀や法要を行った際、読経をしてもらったり、戒名を授けてもらったりしたことへのお礼として、僧侶に金銭を手渡すことをさします。

 

お布施は感謝の気持ちとして、金銭を包むものです。

金額が決められているものではなく、僧侶から金額を指定されることもありません。

 

お布施袋の種類

 

僧侶にお布施を渡すときはお布施袋を使います。

お布施袋は4種類あるため、どれを使えばよいのかわからないと悩んでしまいますよね。

 

ここからはお布施袋の種類について解説します。

 

①水引のない袋

 

水引がなく表面に『御布施』と書かれているタイプです。

 

こちらは水引がないため、どのような仏事でも使えます。

どのお布施袋がよいのか分からない場合は、このタイプを選んでおけば安心です。

 

ただし水引のないお布施袋を使わない地域もあるので、心配であれば事前に確認しておくとよいでしょう。

 

水引のないお布施袋には封筒タイプと多当折りタイプがあります。

 

封筒タイプは数千円から2万円くらいの金額を包むときに適しています。

多当折りタイプは、3万円から10万円以上を包むときに使われることが多いです。

 

②黒白の水引がついた袋

 

水引がついている袋は不祝儀袋と呼ばれます。

このタイプは通夜や葬儀における香典や、御仏前を包むときに使われます。

 

地域によってはお布施袋として使用されることもありますが、四十九日までに使われるのが一般的です。

 

四十九日以降に使いたい場合は、①で紹介した水引のない袋を選んでください。

 

③黄色の水引がついた袋

 

おもに関西地区で使われている不祝儀袋です。

一周忌以降に御仏前を包む際に使用されます。

 

④銀色の水引がついた袋

 

こちらも②の黒白の水引がついた袋と同じように、香典や御仏前を包むときに使われます。

黒白の水引がついた袋との違いは、5万円から10万円以上の金額を包む場合に使われる点です。

 

また一部の地域では僧侶に渡すお布施に使ったり、戒名料をつけてもらったりしたときに用いられます。

 

お布施の書き方

 

お布施袋は書き方が難しいと考えてる人もいるのではないでしょうか。

しかし書き方は決められているので、覚えてしまえば難しくありません。

 

ここからはお布施袋の書き方について解説していきます。

 

お布施袋の表面の書き方

 

お布施袋の表書きは『御祝儀袋』と書きます。

この書き方は、これまで紹介してきた4つのタイプに共通します。

 

あらかじめ『御祝儀袋』と印字されているものに関しては、そのまま使ってください。

 

ほかには僧侶に交通費として渡すときは『御車料』、宴席代を渡すときは『御膳料』と書きます。

 

お布施袋の下のスペースには送り主の名前を記入します。

名字かフルネーム、どちらでも構いません。

 

お布施袋の中袋がないタイプの裏面の書き方

 

お布施袋の中袋の有無によって、裏面の書き方が異なります。

 

中袋がないタイプは裏面に

 

・郵便番号

・住所

・氏名

・電話番号

・金額

 

を記入してください。

 

僧侶がお布施を受け取ると、寺院で経理や税務の手続きを行うため、これらの項目が記入されていると管理がしやすくなります。

もし個人情報を記入したくないのであれば、金額だけでもよいです。

 

お布施袋の中袋の書き方

 

中袋の表面に金額を書きます。

 

中袋の裏側には

 

・郵便番号

・住所

・氏名

・電話番号

 

を記入してください。

 

必要事項を書き終えてお金を入れたら、中袋と上包みの向きをそろえて包んでください。

また表面と裏面の向きが同じになるように合わせて包みましょう。

 

お布施袋の書き方の注意点

 

お布施袋の書き方はお分かりになりましたか。

お布施袋を書くとき、注意してもらいたい点がいくつかあるので解説します。

 

金額は漢数字で書く

 

お布施袋に書く数字は、英数字ではなく旧字体の漢数字で書いてください。

 

たとえば

 

・1→壱

・2→弐

・3→参

・4→四

・5→伍

・6→六

・7→七

・8→八

・9→九

・10→拾

・100→百

・1,000→阡または仟

・10,000→萬

 

などです。

 

そして数字の頭に『金』、数字の最後に『圓也』を入れます。

 

一例として

 

・10,000円→金壱萬圓也

・30,000円→金参萬圓也

・100,000円→金壱拾萬圓也

 

のように書きます。

 

表書きは毛筆で書く

 

ボールペンは使わずに毛筆で書きます。

また墨の濃さは薄墨ではなく、通常の濃墨を選んでください。

 

お悔やみ事には薄墨を使って書くのですが、お布施は感謝の気持ちとしてお金を渡すものです。

したがって通常の濃墨を使います。

 

まとめ

 

お布施とは、僧侶が葬儀や法要を行ってくれたお礼として金銭を手渡すことです。

 

お布施は現金をそのまま渡すのではなく、お布施袋に包みます。

お布施袋は水引のない袋や黄色の水引がついた袋などの種類があり、用途に応じて使い分けます。

迷った場合は水引のない袋を選んでおけばよいでしょう。

 

お布施の書き方や注意点などをおさえて、失礼のないようにお布施を渡してください。

 

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