後悔しない樹木葬の選び方とは?樹木葬のメリット・デメリットを解説します

樹木葬は1999年にはじめておこなわれた埋葬方法です。
この記事を執筆している2024年現在では、まだ20余年の歴史しかありません。

そのため、樹木葬に対して理解されていない部分があるのが現状です。
もし、家族や親族などに理解されないまま樹木葬を選んでしまうと、後悔してしまうかもしれません。

この記事では、後悔しない樹木葬の選び方について解説します。

・後悔しない樹木葬の選び方はあるのか
・樹木葬のメリットとデメリットを知りたい

上記の疑問や悩みを解決する情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

目次

後悔しない樹木葬の選び方5選

せっかく樹木葬を選んだものの、後悔してしまう事例もあります。
そこで、ここからは後悔しない樹木葬の選び方を紹介します。

後悔しない樹木葬の選び方は、下記の5つのポイントを確認しておくとよいでしょう。

・お墓参りしやすい場所にあるか
・イメージと現実が乖離していないか
・遺骨のおさめ方はどうするか
・管理費はかかるのか
・樹木や草花はどれくらい手入れされているのか

後悔しない樹木葬の選び方1.お墓参りしやすい場所にあるか

樹木葬は立地によって、下記の3種類に分けられます。

・自然が多い場所にある里山型
・霊園に樹木葬の区画を設けてある公園型
・公園型よりもコンパクトなガーデン型

車がなくても通えるか、歳をとっても行ける場所にあるか、などを確認しておきましょう。

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後悔しない樹木葬の選び方2.イメージと現実が乖離していないか

パンフレットや資料などで見たイメージがひとり歩きしていませんか。
よいイメージが強すぎると、樹木葬に決めたい気持ちが強くなります。

実際に現地を見学した際「思っていたイメージと違う」と感じたら、一度考え直すことをおすすめします。
イメージと現実が乖離していなければ、後悔する可能性は低くなるでしょう。

後悔しない樹木葬の選び方3.遺骨のおさめ方はどうするか

樹木葬の遺骨のおさめ方は、下記の3種類があります。

・合祀型
・集合型
・個別型

上記のうち、合祀型は遺骨をほかの方と一緒に混ぜて埋葬するため、あとから取り出すことができません。

合祀型の樹木葬は、ほかの2種類と比べると費用を安くおさえられる点がメリットです。
しかし、費用の安さだけに着目せず、ほかの2種類と比較した上で選びましょう。

後悔しない樹木葬の選び方4.管理費はかかるのか

樹木葬の費用は契約時に支払うため、その後は発生しない場合が多いです。

しかし、霊園や墓地によっては年間で5千円から1万円ほどの管理費がかかる場合があります。
契約後も管理費は継続的にかかるのかを、事前に確認しておきましょう。

後悔しない樹木葬の選び方5.樹木や草花はどれくらい手入れされるのか

樹木葬は、管理者である霊園やお寺がお墓の管理をおこないます。
そのため、遺族側で樹木や草花の手入れをする必要はありません。

しかし、霊園やお寺によっては、樹木や草花の手入れをあまりしない場合があります。
樹木葬は自然の中に遺骨を埋葬するお墓であるため、必要以上に手を加えないという考えがあるためです。

樹木や草花の管理の度合いは霊園やお寺により異なるため、どこまで手入れするのかを確認しておきましょう。

樹木葬のメリット4選

樹木葬のメリットは、下記の4つがあります。

・自然の中で眠れる
・お墓の継承者は不要
・残された家族や親族の負担を減らす
・費用を安くおさえられる

どのようなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。

樹木葬のメリット1.自然の中で眠れる

樹木葬は自然の多い立地に、遺骨を埋葬します。
里山型を選ぶと、市街地から離れている場合も多いため、静かな場所で眠りたい方の願いが叶えられるでしょう。

 

樹木葬のメリット2.お墓の継承者は不要

樹木葬は承継者が不要の永代供養であることが多いです。

遺骨の管理は霊園や寺院墓地の管理者がおこないます。
そのため、独身者や子どものいない夫婦に選ばれています。

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樹木葬のメリット3.残された家族や親族の負担を減らす

一般墓を承継した家族や親族は、お墓の管理をしなければなりません。

お墓は定期的に掃除をしなければ汚れてしまいます。
しかし、遠方に住んでいたり仕事が忙しかったりと、なかなかお墓に行けない方も多いのではないでしょうか。

樹木葬は先述のとおり、永代供養の場合が多いです。
お墓の管理や供養を管理者に一任できるため、家族や親族に負担をかけずに済みます。

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樹木葬のメリット4.費用を安くおさえられる

樹木葬は一般墓や納骨堂と比べて、費用を安くおさえられます。

一般墓を建てるとなると、100万円を超えることも珍しくありません。
遺骨の埋葬方法によって費用が異なりますが、合祀型は5万円からです。

ただし、埋葬する人数や遺骨を分けるスペースの有無によっては、金額が高くなる可能性もあります。
詳しい金額は霊園やお寺に問い合わせてみましょう。

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樹木葬のデメリット4選

樹木葬はメリットばかりではありません。
デメリットも把握しておきましょう。

樹木葬のデメリットは、下記の4種類があります。

・交通の便が悪い場合がある
・樹木葬に対して理解されにくい
・故人が埋葬されている場所がわかりにくい
・場所によってはお供え物ができない

樹木葬のデメリット1.交通の便が悪い場合がある

樹木葬の種類によっては、都市部から離れた場所にある場合も珍しくありません。

自然が多い場所がよいからといって、交通の便が悪い立地を選んでしまうと、お墓参りに行きづらくなってしまうおそれがあります。

樹木葬のデメリット2.樹木葬に対して理解されにくい

樹木葬がはじめておこなわれてから、まだ20余年しか経過していません。
そのため、まだ樹木葬のことをよく知らない方も多いでしょう。

墓石を建てる一般墓になじみのある方は、樹木葬をお墓とみなさないおそれがあります。
家族や親族にしっかりと説明し、理解を得てから契約するかを検討しましょう。

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樹木葬のデメリット3.故人が埋葬されている場所がわかりにくい

埋葬方法によっては、故人の遺骨がどこにあるのかわかりにくい場合があります。

埋葬場所が分からなくなることを防ぐためには、遺骨の埋葬方法を集合型か個別型に指定しましょう。
この2種類の埋葬方法は個別で遺骨をおさめるスペースがあるため、遺骨がどこにあるのかがわかりやすいです。

樹木葬のデメリット4.場所によってはお供えができない

樹木葬の立地によっては、お供えが禁止されている場合があります。
お供えに虫や動物が集まってしまうことを防ぐためです。

また、一般的なお墓でお供えできる、ろうそくや線香などが禁止されている場所があります。
お供えをしてもよいのかは、事前に確認しておきましょう。

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まとめ

ライフスタイルの変化とともに、樹木葬を選ぶ方が増えています。
しかし、樹木葬を選択して後悔してしまう方も少なからずいるのが現状です。

この記事では後悔しない樹木葬の選び方とメリット、デメリットを紹介しました。
よい点と悪い点を比較して、納得したうえで樹木葬を選びましょう。

福岡で樹木葬を考えているのなら油山平成御廟

油山平成御廟では新しい樹木葬ができました。
その名も『こだまの杜』です。

『こだまの杜』は油山平成御廟の敷地内にあり、約1,000㎡の規模を誇ります。
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樹木葬のプランは3つ用意しております。

・霞 かすみ:おひとりさまからご利用いただけるプランです。

・結 ゆい:完全個室タイプです。
個別の銘板を作成します。

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また、こちらのタイプのみペットも一緒に埋葬できます。
ペットを家族のように大切に思っている方におすすめです。

こちらから『こだまの杜』のホームページにアクセスできます。
https://kodama-mori.com/

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