ペットの永代供養は何種類ある?気になる費用や永代供養以外の供養方法について解説

霊園やお寺の管理者が、遺族のかわりに遺骨の管理や供養をおこなう永代供養。
永代供養はお墓の承継者がいなくても半永久的に供養をおこなうため、無縁仏となる心配がありません。

そんな永代供養ですが、ペット用もあります。
永代供養を選択すれば、飼い主がお墓参りに行けなくなっても安心です。

しかし、ペットの永代供養はどんな種類があるのか、知らない方も多いのではないのでしょうか。
また、費用がどれくらいかかるのか気になりますよね。

この記事では、ペットの永代供養の種類について解説していきます。
またペットの永代供養の費用や、永代供養以外の供養方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

ペットの永代供養は5種類

ペットの永代供養には、下記の5種類があります。

・合祀墓
・単独墓
・納骨堂
・人間とペットが一緒に入れるお墓
・樹木葬

それぞれ見ていきましょう。

ペットの永代供養の種類1.合祀墓

ほかのペットと一緒のお墓に入るのが『合祀墓』です。

誰かと一緒に入るお墓の種類には『人間とペットが一緒に入れるお墓』や『樹木葬』などがあります。
しかし、費用は高額になりがちです。

合祀墓は、ペットの永代供養の中ではもっとも費用をおさえられます。
また、基本的には年間管理費などの追加費用がかからないため、コスト面を考えるとメリットが大きいです。

さらに、ほかのペットと同じお墓に入ることから「寂しい思いをさせたくない」と考える飼い主にも選ばれています。

ただし、ほかのペットの遺骨と混ざるため、改葬ができません。
合祀墓を選択した場合、遺骨を取り出せない点を理解したうえで、合祀墓にするのかどうかを判断してくださいね。

ペットの永代供養の種類2.単独墓

石碑を建ててペット専用のお墓を作るのが『単独墓』です。

単独墓はほかのペットと一緒に埋葬されないため、遺骨の取り出しが可能です。
ただ、利用期限が決まっている場合が多く、期間終了後は合祀墓に遺骨がうつされます。
ペット専用のお墓がほしい方におすすめです。

しかし、その分費用は高くなります。

ペットの永代供養の種類3.納骨堂

ペット霊園やお寺に設けられたスペースに、遺骨をおさめるのが『納骨堂』です。

ペットの納骨堂には、下記の2種類があります。

・個別で納骨する
・ほかのペットと合同火葬し、合同納骨する

納骨堂は室内にあるため、天候や気温などに左右されずにお墓参りできる点がメリットです。
また、24時間お参りできる納骨堂もあるので、忙しい方もお墓参りしやすいでしょう。

ただし、年間管理費が1万円から3万円ほどかかります。
今後も費用がかかる点を考慮したうえで、納骨堂にするのかを判断しましょう。

 

ペットの永代供養の種類4.人間とペットが一緒に入れるお墓

ペットの永代供養には、飼い主と一緒に入れるお墓もあります。
人間とペットが一緒に入れるお墓では、一般墓や納骨堂、樹木葬などから選べます。

以前は人間とペットが同じお墓に入ることは、一般的ではありませんでした。
仏教において動物は畜生とみなされるため、同じお墓で供養する考えが受け入れられなかったのです。

しかし、近年ではペットと一緒に入れるお墓が増えてきました。
それでもほかの永代供養のお墓と比べて、対応している霊園や寺院は少ないです。

ペットの永代供養の種類5.樹木葬

『樹木葬』は、墓石の代わりに樹木や草花を用いた自然葬の一種です。
自然の中で眠りたいと考える方に人気の樹木葬にも、ペットに対応できる場所が増えてきました。

ペット樹木葬は、下記の2種類があります。

・個別納骨
・合同納骨

個別納骨はペットごとにスペースが設けられており、個別にお参りができます。
また、ペットの名前が書かれた個別のプレートを置く場合もあります。

合同納骨は、ほかのペットと一緒に納骨されるタイプです。
大きなシンボルツリーがあり、自然の中で眠れます。

さらに、どちらの納骨方法でも、飼い主と一緒に眠れる場合があります。
ただし、合同納骨は飼い主とペットが別々の供養塔に納骨されることが多いため、あらかじめ確認しておくと安心です。

ペットの永代供養については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ペットの永代供養はあるのか?納骨方法やメリット、デメリットを解説します

ペットの永代供養にかかる費用

ペットの永代供養にかかる費用は、お墓の種類や飼い主と同じお墓に入るかどうかで大きく異なります。

永代供養の種類 費用の目安 年間管理費
合祀墓 5,000円~
単独墓 100,000円~
納骨堂 10,000円~ 10,000円~30,000円
人間とペットが一緒に入れるお墓 800,000円~
樹木葬 10,000円~

記載した金額はあくまでも目安です。
詳しい金額は霊園や寺院などに問い合わせてくださいね。

ペットの永代供養以外の供養方法

この記事では、ペットの永代供養について解説しています。
ただ、ペットを亡くした方の中には「永代供養以外に供養できるやり方があるのか」と、気になっている方もいるのではないでしょうか。

永代供養のほかには、下記の2つの供養方法があります。

・手元供養
・散骨

ペットの永代供養以外の供養方法1.手元供養

『自宅供養』とは、火葬後にペットの遺骨を家に持ち帰り、自宅で供養する方法です。

自宅の庭に骨壺を埋めたり、仏壇に遺骨を置いて供養したりします。
また、アクセサリーに加工して飼い主が身につける方法もあります。

仏壇や骨壺などの手元供養グッズが発売されているので、気になる方は探してみてはいかがでしょうか。

手元供養は自宅に遺骨を持ち帰ることで、生前と同じような感覚で生活できる点がメリットです。

ただし、ペットの遺骨を庭に埋める際は、近隣の住民に配慮しましょう。
「遺骨はお墓で供養するもの」と考えている方がいるからです。
近隣トラブルとならないように、十分注意しましょう。

関連記事はこちらです。

分骨とは?分骨する理由や方法、注意点を解説します【手元供養・散骨】

ペットの永代供養以外の供養方法2.散骨

遺骨を自然にかえす方法が『散骨』です。
散骨を行う前に、必ず粉骨をおこないましょう。

散骨でもっとも人気が高いのは海洋散骨です。
海洋散骨は船で海に出て、散骨をおこないます。

散骨は「ペットの遺骨を狭いお墓に入れたくない」「広い場所で眠ってほしい」などの思いで選ばれる方が多いです。
しかし、散骨は自然の中であればどこでもよいわけではありません。

たとえば山に散骨する場合は、土地の所有者に許可を得る必要があります。
また、海洋散骨でも人目につきやすい浅瀬はマナー違反となります。

お墓の維持費がかからず手間がかからない点が魅力的な散骨は、実行することが意外とむずかしいです。
散骨を確実におこないたいのであれば、散骨業者に依頼するとよいでしょう。

関連記事はこちらです。

お墓はいらないと考える方におすすめの供養方法を紹介!【樹木葬や散骨など】

まとめ

ペットの永代供養は、下記の5種類があります。

・合祀墓
・単独墓
・納骨堂
・人間とペットが一緒に入れるお墓
・樹木葬

ペットの永代供養で一般的なのは合祀墓です。
合祀墓はほかのペットと一緒に埋葬されるため、個別納骨を希望する方は、納骨堂や単独墓などのスペースが設けられているお墓を選ぶとよいでしょう。

費用面は合祀墓が5千円からと、最も費用をおさえられます。
飼い主と一緒に入るお墓や個別のスペースがあるお墓などは、費用が高くなる傾向があります。

近年では、ペットの供養方法も多種多様になりました。
以前は飼い主と入れるお墓の種類は少なかったものの、取り扱いをはじめた霊園やお寺が増えています。

飼い主が亡くなったあと、遺骨の管理や供養を任せられるのが永代供養のメリットです。
飼い主として、ご自身が望む形で供養できる方法を選択してくださいね。

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