納骨をおこなう時期に決まりはありません。
しかし、参加者が遠方に住んでいたり忙しかったりするときは、四十九日法要と合わせておこなうケースがあります。
四十九日法要や納骨式ではお勤めをいただいた際、僧侶にお布施を渡すことが一般的です。
では、お布施はいくらくらい包めばよいのでしょうか。
この記事では四十九日法要や納骨式のお布施の費用相場を解説していきます。
お布施の書き方やマナーも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
四十九日法要や納骨式のお布施の費用相場
四十九日法要と納骨式のお布施の費用相場を解説します。
ここでは下記の3パターンに分けています。
内容 | お布施の費用相場 |
---|---|
四十九日法要のみ | 30,000円~50,000円 |
納骨式のみ | 30,000円~50,000円 |
四十九日法要と納骨式が同じ | 50,000円~100,000円 |
該当するケースを参考にしてください。
お布施の費用相場1.四十九日法要のみ
四十九日法要のみのお布施の費用相場は3万円~5万円です。
お布施の金額は通夜や告別式で包んだ金額の10%~20%を目安にしてください。
上記の金額を目安にすると、3万円~5万円となります。
お布施は感謝の気持ちを包むものです。
菩提寺との付き合いの状況や地域などの条件を鑑みて判断してください。
お布施の費用相場2.納骨式のみ
納骨式のみの場合も、四十九日法要のみおこなうケースと同じように3万円~5万円程度です。
開眼供養をおこなう際は、包む金額を2倍程度にしておくとよいでしょう。
お布施の費用相場3.四十九日法要と納骨式が同じ
四十九日法要と納骨式を同じ日におこなう際のお布施は5万円~10万円が一般的です。
そのほかのお布施の費用相場については、こちらの記事を参考にしてください。
お布施に包む金額の相場は?法要別に解説します
四十九日法要や納骨式のお布施の書き方
四十九日法要や納骨式におけるお布施の書き方を紹介していきます。
四十九日法要や納骨式のお布施の書き方1.表書き
封筒の上部に『御布施』や『御読経代』と記載します。
封筒の下部には施主のフルネームか苗字を書きます。
苗字を記載する場合は苗字のあとに『家』と記載するケースもあります。
四十九日法要や納骨式のお布施の書き方2.裏書き
封筒の裏面にはお布施の金額と住所、氏名を記載してください。
お布施の金額は漢数字の旧字体を用います。
頭に『金』末尾に『園』とします。
漢数字の旧字体はこちらを参考にしてください。
・一:壱
・二:弐
・三:参
・五:伍
・十:拾
・千:阡
連絡先の住所は旧字体ではなく、普通の漢数字で記載します。
すぐ連絡できるように電話番号も記載しておくと親切です。
四十九日法要や納骨式のお布施の書き方3.中袋がある場合
封筒に中袋があれば、中袋の中央部に包んだ金額を記載します。
裏面の左下に住所と氏名、電話番号を書いてください。
四十九日法要や納骨式のお布施に関するマナー
四十九日法要や納骨式のお布施に関するマナーを紹介します。
お布施のマナー1.僧侶に手渡しはしない
お布施は僧侶に手渡しはしません。
切手盆に乗せるか、袱紗(ふくさ)に包んで渡します。
お布施を渡す際は、はじめに感謝の気持ちを伝えてください。
次に切手盆がある場合は、お布施を切手盆の上に乗せます。
このとき、お布施の文字が僧侶から読める向きに置きます。
そして僧侶の手が届く範囲に切手盆を置いてください。
切手盆がなければ、袱紗の中からお布施を取り出します
開いた袱紗の上にお布施を置いて僧侶に渡してください
どちらの渡し方でも、お布施を床の上に置かないように注意してください。
お布施のマナー2.お布施を渡すタイミングは四十九日法要や納骨式の前後
一般的には四十九日法要や納骨式の前に渡します。
しかし、僧侶が準備に追われていて忙しそうなときは、四十九日法要や納骨式が終わってからでも問題ありません。
お布施のマナー3.お金の向きは人物が上になるように包む
封筒にお金を包む際は、封筒を開けたときにお金に描かれている人物像が上になるようにしてください。
また、お金がばらばらにならないよう、しっかりとそろえて包むことも重要です。
お布施のマナー4.封筒は奉書紙か白い無地の封筒を用いる
お布施の封筒としてもっとも適しているのは奉書紙(ほうしょし)です。
奉書紙は和紙の一種で、文具店や通信販売などで購入できます。
奉書紙がなければ白い無地の封筒を用意してください。
白い封筒に郵便番号が記載されているものは避けてください。
まとめ
四十九日法要と納骨式を同じ日におこなう際のお布施の費用相場は5万円~10万円です。
四十九日法要のみと納骨式のみのお布施の費用相場は3万円~5万円です。
お布施に包む金額については決まりがありません。
菩提寺との付き合いの状況や地域などの条件によって金額が異なります。
お布施の封筒の書き方やマナーなどを確認して、失礼のないように準備をしておいてください。
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