後継ぎのいないお墓は永代供養がおすすめ!種類や流れを紹介します

これまでの日本においては、お墓は先祖代々引き継がれていくケースがほとんどでした。

しかし、少子高齢化や核家族化などの社会的な変化によって、お墓の後継ぎがいない家も増えています。

 

そこで、お墓の後継ぎがいない場合は永代供養がおすすめです。

永代供養を選択すれば墓の後継ぎで悩むこともなくなり、遺骨の供養や管理の心配もありません。

 

しかし、永代供養を詳しく知らない方にとっては分からないことが多く、困惑してしまうかもしれません。

 

そこで、この記事では永代供養の種類や手続きの流れなどを紹介します。

お墓の後継ぎが見つからずどうしようかと悩んでいる方は、最後までご覧ください。

後継ぎのいないお墓はなぜ永代供養がおすすめなのか

冒頭で後継ぎのいないお墓は永代供養がおすすめと紹介しました。

 

では、なぜ永代供養がおすすめなのでしょうか。

おすすめの理由を5つ解説していきます。



永代供養がおすすめの理由1.跡継ぎを考える必要がない

一般墓は跡継ぎを決める必要があります。

しかし、先述したように跡継ぎがいない家が増えてきており、お墓をどうしようか悩む方も多いでしょう。

 

永代供養は跡継ぎを決める必要がありません。

お墓の承継者問題で悩んでいる方におすすめできます。

 

お墓の承継問題についてはこちらの記事も参考にしてください。

お墓の継承問題とは?継承者の決め方や継ぐ人がいないときの対処法を解説

永代供養がおすすめの理由2.お墓の維持、管理を霊園や寺院に任せられる

お墓の管理は思っている以上に大変です。

家からお墓までの距離が近ければよいのですが、遠方にある場合、なかなかお墓に行けないことも考えられます。

さらに時間がない方にとっても負担に感じるかもしれません。

 

永代供養ではお墓の維持や管理を墓地の管理者にお任せできます。

現在のお墓の様子を気に掛ける心配もなく、安心できるでしょう。

永代供養がおすすめの理由3.お墓にかかる費用をおさえられる

永代供養はさまざまな種類があるのですが、もっとも費用を抑えられるのは合祀墓です。

合祀墓なら費用は5万円からと金銭的な負担を減らせます。

 

一方で永代供養付きのお墓を建てる方法もありますが、費用は100万円をこえることも珍しくありません。

予算に合わせて、どの永代供養墓にするのかを選択できる点がメリットといえるでしょう。

永代供養がおすすめの理由4.無縁仏になる心配がない

お墓の承継者がいなければ、荒れ放題になってしまいます。

お墓は一定期間、管理費が払われない場合は整理されます。

 

お墓が整理されると遺骨は合祀墓におさめられることになり、あとから取り出せません。

永代供養を選択しておけば、無縁仏にならずにすむのです。

 

無縁仏についてはこちらの記事を参考にしてください。

無縁仏が増えている理由とは?無縁仏にならないための対策はこの2つ

永代供養がおすすめの理由5.宗旨や宗派を問わない

永代供養では宗旨や宗派が問われないケースが多いです。

 

ただし、宗派の縛りがある寺院墓地もあります。

寺院墓地で永代供養を利用する際は、事前に確認してください。

永代供養墓の種類と費用

永代供養墓の種類と費用を解説していきます。

永代供養墓の種類1.合祀墓

合祀墓(ごうしぼ)は遺骨を骨壺から取り出して、ほかの方と混ぜて供養するお墓のことです。

 

身寄りのない方も不特定多数と同じお墓に入るので寂しくありません。

また、永代供養墓の中では費用が安い点がメリットです。

 

注意点としては、遺骨はあとから取り出せません。

 

費用は5万円からです。

永代供養墓の種類2.永代供養付き一般墓

永代供養付き一般墓とは、一般墓に永代供養が付いているお墓のことです。

 

従来のお墓と同じ感覚でお墓参りができます。

さらに、永代供養に否定的な家族や親族の同意を得やすいです。

 

ただし、永代供養墓の中ではもっとも費用がかかります。

 

費用は70万円からです。

永代供養墓の種類3.樹木葬

樹木葬(じゅもくそう)とは墓石の代わりに樹木や草花を墓標としたお墓のことです。

 

自然の中で眠りたいと考えている自然志向の方に人気があります。

また、亡くなったあとは静かな場所で眠りたい方にも選ばれています。

 

デメリットとしては、交通アクセスが不便な場所にあることもあるため、家からどのようにお墓に行けるのかを確認しておくとよいでしょう。

 

費用は20万円からです。

永代供養墓の種類4.納骨堂

納骨堂は屋内に納骨するスペースを設けた施設のことです。

 

メリットは天候に左右されずお墓参りができることです。

さらに位牌式や仏壇式など種類が多く、遺骨をおさめる人数や予算に応じて選択できます。

 

注意点としては年間管理費がかかります。

ランニングコストがかさむため、これから先も支払いができるのかを考えておいてください。

 

費用は10万円からです。

 

永代供養墓の種類や費用については、こちらの記事でも解説しています。

永代供養とは?わかりやすく解説します【メリット・デメリット・費用・種類など】

永代供養にする流れ

永代供養に興味を持った方もいるでしょう。

 

では、永代供養にするにはどのような流れで進めていくのでしょうか。

ここからは永代供養にする流れを説明していきます。

永代供養にする流れ1.霊園や寺院に相談する

まずは現在のお墓がある霊園や寺院に相談をします。

霊園や寺院はこれまでお世話になっているはずです。

そのため、いきなり「永代供養をします」と伝えるのはやめましょう。

 

永代供養を考えている旨を伝え、相談してください。

永代供養にする流れ2.永代供養先を決める

永代供養をする承諾を得たあとは、永代供養先をどこにするのかを決めます。

 

永代供養先を決める際にチェックしておくべきポイントはこちらです。

 

・設備や施設

・管理方法

・価格や費用

・宗教や宗派

・霊園や墓地の種類

・交通アクセス

・お墓の運営体制

 

霊園や寺院墓地の選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。

【初心者必見!】霊園や墓地選びのポイント7選を紹介します



永代供養にする流れ3.石材店に見積もりをお願いする

現在あるお墓を撤去するために、工事を依頼する石材店を探します。

よさそうな石材店を複数ピックアップしたら、それぞれの業者に見積もりをお願いしてください。

 

なお、寺院墓地や民営霊園では石材店が指定されているケースもあります。

事前にお墓の管理者に確認しておくとよいでしょう。

 

お墓の管理者はこちらです。

お墓の種類 管理者
公営墓地 自治体の職員
民営墓地 運営会社の責任者
寺院墓地 住職

永代供養にする流れ4.改葬許可申請をする

遺骨を移動させるには『改葬許可申請』をおこないます。

お墓がある市町村の役所で改葬許可申請を入手してください。

 

その後、下記の書類をお墓がある市町村に提出すると『改葬許可証』が発行されます。

 

・受入証明書 

・改葬許可申請書

・埋葬証明書

永代供養にする流れ5.閉眼供養と墓石の撤去をおこなう

閉眼供養をおこなったあと、墓石を撤去します。

 

閉眼供養は魂が入っている墓石から魂抜きをおこなう儀式のことです。

その後、遺骨を取り出します。

永代供養にする流れ6.永代供養先に納骨する

新しい永代供養先の納骨します。

永代供養付き一般墓を建立した場合は、納骨をする前に開眼供養をおこなってください。

 

開眼供養は墓石に魂を入れる儀式のことです。

まとめ

お墓の跡継ぎがいない場合は永代供養がおすすめです。

永代供養にすれば遺骨の管理や供養を墓地の管理者にお願いできます。

 

永代供養は樹木葬や納骨堂などから選べます。

それぞれ費用や特徴が異なるので、比較したうえで選択するとよいでしょう。

福岡で永代供養を考えているのなら油山平成御廟

油山平成御廟では永代供養をおこなっています。

 

一定期間、お客様のお墓をこちらで管理や供養をしたあと、墓石を撤去します。

遺骨は『永遠の碑』にうつし、10年間個別で埋蔵します。

 

10年が経過したあとは合祀し、永代にわたって供養いたしますのでご安心ください。

 

料金は区画や年数によって異なります。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

永代供養制度の概要と流れ、全般で掛かる費用の料金表について

 

専門知識の豊富なスタッフが、さまざまなお困りごとに対応させていただきます。

永代供養の相談はもちろん、お困りごとや悩みごとがあれば、スタッフまでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらからどうぞ。