飼い主にとって、犬や猫などのペットも大切な家族です。
ペットも人間と同じように、永代供養してあげたいと考える飼い主は多いのではないでしょうか。
この記事ではペットの永代供養について紹介します。
・ペットの永代供養はどのようなものがあるのか知りたい
・ペットの永代供養では、どのような納骨方法があるのかを知りたい
・ペットの永代供養のメリットとデメリットを知ってから検討したい
上記のような悩みや疑問を持つ方に役立つ情報をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ペットの永代供養はあるのか
結論からお伝えすると、ペット用の永代供養はあります。
『永代供養』とは、霊園やお寺の管理者が遺骨の管理や供養をしてくれる供養方法です。
ペットの永代供養も、人間と同じようにお任せできるので、安心して利用できます。
永代供養については、こちらの記事で詳しく解説しています。
飼い主と永代供養を利用するのか
ペットの永代供養を利用する際は、飼い主と一緒かどうかを決めておく必要があります。
ペットだけの永代供養は、ペット霊園などでおこなわれています。
火葬から納骨までおこなえるので、人間と同じように供養できます。
飼い主とペットが一緒に入れるお墓もありますが、種類が少ないのが現状です。
仏教においては動物を畜生とみなす考え方があるため、同じお墓で供養するのはよしとされない場合があります。
ペットの永代供養の流れ
ペットの永代供養の流れはこちらです。
1.ペットをきれいにする
2.葬儀社や霊園に連絡する
3.火葬する
4.納骨する
順番に見ていきましょう。
ペットの永代供養の流れ1.ペットをきれいにする
ペットを看取ったあとは、体をきれいにしてあげましょう。
軽く湿らせたタオルなどで体を拭きます。
体をきれいにしたあとは、いつも使っていた布団やクッションなどにペットを安置します。
ペットは亡くなってから2時間から3時間後には死後硬直がはじまるので、楽な体勢に整えてあげましょう。
腐敗が進む速度をおさえるため、体を保冷剤などで冷やしてあげてくださいね。
ペットの永代供養の流れ2.葬儀社や霊園に連絡する
ペットの葬儀に対応している葬儀社や霊園に連絡します。
葬式をするのか、お墓はどうするのかなどを決めていきます。
ペットの葬儀に対応している葬儀社や霊園が分からない場合は、インターネットで検索しましょう。
たとえば『福岡 ペット 葬儀』や『福岡 ペット 永代供養』などのキーワードを入力します。
ペットが亡くなったあとは、体を保冷している状態でも腐敗は止められません。
できるだけ早く連絡しましょう。
ペットの永代供養の流れ3.火葬する
ペットの火葬は予約が必要なので、事前にスケジュールを決めておくことが重要です。
ペットの火葬には、下記の3種類があります。
・合同火葬
・単独火葬
・立会火葬
ペット火葬の種類1.合同火葬
合同火葬では、ほかのペットたちと一緒に火葬してもらいます。
火葬後のお骨上げはできません。
火葬後は合祀墓に埋葬されます。
ペット火葬の種類2.単独火葬
ペット単独でおこなう火葬が単独火葬です。
単独火葬では遺骨の持ち帰りができます。
ただし、合同火葬と同じくお骨上げはできません。
ペット火葬の種類3.立会火葬
立会火葬は人間の火葬と同じように、火葬炉の前で立ち合いができます。
火葬が終わるまで待機し、お骨上げが可能です。
ただし、合同火葬や単独火葬と比べて、費用は高く設定されています。
ペットの永代供養の流れ4.納骨する
火葬後は納骨をおこないます。
ペットの永代供養の種類は、下記の5つがあります。
・合祀墓
・単独墓
・納骨堂
・人間とペットが一緒に入れるお墓
・樹木葬
納骨方法に違いがあるので、ご自身が望む条件に近いお墓を選びましょう。
ペットの永代供養の種類については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ペットの永代供養のメリット3選
ペットの永代供養のメリットは、下記の3つがあげられます。
・霊園やお寺の管理者が供養をしてくれる
・費用をおさえられるお墓がある
・気持ちの整理をつけられる
ペットの永代供養のメリット1.霊園やお寺の管理者が供養をしてくれる
永代供養は、霊園やお寺の管理者が遺骨の管理をおこなう仕組みです。
もし、飼い主が亡くなったりケガをしたりして、お墓参りに行けなくなっても安心です。
ペットの永代供養のメリット2.費用をおさえられる
合祀墓はペットの永代供養の中で、もっとも費用をおさえられるお墓です。
合祀墓の費用は、5千円から利用できるケースがあります。
なお、納骨堂は年間管理費が必要ですが、ほとんどの合祀墓では管理費がかかりません。
ペットの永代供養のメリット3.気持ちの整理をつけられる
大切なペットが亡くなると、心が深く傷つきます。
ペットロスになると心身に悪影響を及ぼし、ときには立ち直るのに長い時間がかかる場合も珍しくありません。
永代供養をすることで、現実としっかり向き合えます。
お墓に手を合わせればペットに会いにきた感覚になれるため、寂しさを紛らわせる効果が期待できるでしょう。
ペットの永代供養のデメリット3選
ペットの永代供養のデメリットは、下記の3つです。
・単独墓は費用がかかる
・あとで遺骨が取り出せなくなる
・ペットの永代供養を受け付けている霊園が少ない
ペットの永代供養のデメリット1.単独墓は費用がかかる
単独墓は墓石を使用します。
お墓にかかる費用は、合祀墓や納骨堂と比べて高くなる傾向があります。
ペットの永代供養のデメリット2.あとで遺骨が取り出せなくなる
合祀墓はほかのペットの遺骨と一緒に埋葬されます。
そのため、自分のペットの遺骨だけを取り出すことはむずかしいです。
ペットの永代供養のデメリット3.ペットの永代供養を受け付けている霊園が少ない
ペットの永代供養を受け付けている霊園は、まだまだ少ないのが現状です。
どの霊園やお寺で永代供養ができるのかを確認したうえで、申し込みをしましょう。
まとめ
人間と同じように、ペットにも永代供養はあります。
飼い主がペットと一緒に永代供養を利用できる霊園やお寺もありますが、まだ数が少ないです。
ペットの永代供養に対応している霊園やお寺を事前に探しておけば、いざというときに慌てずに済みます。
永代供養は飼い主がお墓参りに行けなくなっても、遺骨の管理を任せられるのがメリットです。
しかし、供養方法によっては遺骨を取り出せません。
メリットとデメリットを比較したうえで、決断しましょう。
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