四十九日法要の準備は何が必要?着用すべき服装についても解説します

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葬儀を終えてから四十九日法要までは、あまり時間がありません。

限られた時間の中で四十九日法要の準備をしなくてはならないのですが、何が必要なのかが分からないと手続きができません。

 

そこで、この記事では四十九日法要の準備や服装について解説します。

 

・四十九日法要までに、何を準備をしておけばよいのか知りたい

・四十九日法要にはどんな服を着用すればよいのかわからない

 

などの疑問を解決する情報をまとめているので、参考にしてください。

 

四十九日法要に必要な準備

 

四十九日法要までにやっておくべき準備は以下の通りです。

 

・日程の調整

・会場の手配

・案内状の手配

・僧侶の手配

・会食の手配

・引き出物の手配

・お布施の用意

 

さらに納骨を行う場合はさらに以下の準備が必要です。

 

・本位牌

・お墓

・仏壇

・石材店の手配

 

それぞれ解説します。

 

日程の調整

 

本来の四十九日法要は故人の命日から49日目に行うのが正式な形です。

しかし現在では日程の調整が難しいケースもあるため、参列者が集まりやすい日にちを設定するのが一般的とされています。

仕事が休みの人が多い土日を選ぶケースが多いです。

 

注意点としては、命日から数えて49日が経過する前の日にちを設定してください。

 

また、命日によっては四十九日法要まで、3か月にまたがるケースがあります。

これを『三月またぎ』と呼び、昔から縁起が悪いこととされてきました。

しかしあくまでも迷信であるため、無理して日程を調整する必要はありません。

 

会場の手配

 

四十九日法要は自宅かお寺で行う場合がほとんどです。

 

しかし、セレモニーホールやホテルなどで行うケースもあります。

希望の日にちに会場を使えるように、日程を決めたらすみやかに予約を行ってください。

 

案内状の手配

 

四十九日法要の日程と会場が決まったら、案内状を送りましょう。

家族や親戚だけなど、ごく小さい規模で行う場合は電話での連絡でもかまいません。

 

引き出物や料理を手配する関係で、先方の出欠状況を把握しておく必要があります。

返信用はがきを同封するか、往復はがきを利用してください。

 

案内状には

 

・前文

・法要の案内

・日時

・場所

・連絡先電話番号

・会食の有無

・返信依頼と返信期限

 

などを書きます。

 

注意点としては『、』や『。』などの句読点は使わないようにしましょう。

また文字は縦書きにしてください。

 

僧侶の手配

 

付き合いのあるお寺があれば、四十九日法要の日程を伝えて都合を確認してください。

 

もし付き合いのあるお寺がなければ、葬儀を担当した会社に相談して僧侶を紹介してもらいましょう。

また知人に紹介してもらってもよいです。

 

会食の手配

 

参列者の人数が把握できたら、会食の手配をします。

会食の場所や料理の予約を行ってください。

 

予約をする際、四十九日法要後の食事であると伝えましょう。

これは慶事のメニューを出さないようにするためです。

先方から確認されるケースもありますが、こちらから伝えた方が間違いありません。

 

引き出物の手配

 

参列者分の引き出物を用意します。

引き出物には消耗品やタオルなどが一般的ですが、カタログギフトを選ぶ人も増えてきました。

 

お布施

 

僧侶に故人を供養してもらった感謝の気持ちとして、お布施を渡します。

 

3万円~5万円ほど包む人が多いです。

お布施袋も用意しておきましょう。

 

お布施袋の書き方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

お布施とは何か?お布施袋の書き方や種類を紹介します

 

本位牌

 

納骨を行う場合、本位牌が必要です。

 

本位牌とは仏壇に飾る正式な位牌のことです。

塗り位牌や唐木位牌などの種類があります。

 

葬儀の際に用いられた白木位牌は仮の位牌なので、四十九日後にお焚き上げをしてもらいましょう。

 

本位牌には

 

・戒名

・没年月日

・没延齢

・俗名

 

を入れます。

注文してから2週間程度かかるので、早めに手配してください。

 

お墓

 

お墓に納骨する場合、先祖代々のお墓に納骨するのか、新しくお墓を建てるのかで変わります。

 

納骨は四十九日法要で行うケースが多く、お墓を購入したいと考えるタイミングです。

しかしお墓の完成には2か月〜3か月程度かかるため、四十九日法要には間に合わない可能性が高いです。

 

四十九日法要に納骨をしたいのであれば、先祖代々のお墓に納骨するほか、準備に時間のかからない永代供養墓を選択する方法があります。

 

永代供養墓については、こちらの記事で詳しく解説しています。

永代供養のお墓は6種類。それぞれのメリット・デメリットは?

 

仏壇

 

忌明け後に本位牌を仏壇に安置するため、仏壇も準備してください。

 

仏壇を新規で購入した際は、開眼供養を行います。

開眼供養は慶事にあたるため、法要とは準備をするものが異なります。

 

当日までに準備しておくものは、以下のとおりです。

 

・朱のロウソク

・餅

・赤飯

・海の幸(乾燥昆布、わかめなど)

・山の幸(乾燥しいたけや栗など)

・里の幸(野菜や果物など)

 

石材店の手配

 

納骨の際は、石材店にお墓のカロートを開けてもらいます。

 

ちなみにカロートを自分たちの手で開けるのは、法律的、宗教的にも問題はありません。

ただし、一般的なカロートの重さは30kg〜40kgあるため、腰を痛めてしまうおそれがあります。

 

心配であれば、石材店にお願いしたほうが無難です。

 

四十九日法要の服装

 

四十九日法要の服装は遺族と参列者で異なります。

 

遺族が着る服装

施主と遺族は正喪服、または準喪服を着用します。

参列者よりも軽装にならないよう、注意してください。

 

最近では正喪服を着る機会が減ってきており、準喪服が主流です。

 

男性の正喪服

 

洋装

・黒のモーニングコート

・白いワイシャツ

・靴下やネクタイは黒で統一

 

和装

・紋付羽織袴

・羽織は黒の羽二重

・家紋は背中と両袖、両胸の5か所に入った五つ紋

 

女性の正喪服

 

洋装

・黒で光沢のないワンピースやアンサンブルなど

・夏でも半袖は避ける

・パンプスやストッキング、かばんは黒で統一されたもの

 

和装

・染め抜きの五つ紋の黒無地の着物

・帯や帯締め、ぞうりはすべて黒で統一されたもの

 

男性の準喪服

・シングル、もしくはダブルのブラックスーツ

・白いワイシャツ

・靴下やネクタイは黒で統一

 

女性の準喪服

・黒で光沢のないワンピースやアンサンブルなど

・夏でも半袖は避ける

・パンプスやストッキング、かばんは黒で統一されたもの

 

参列者が着る服装

 

参列者は略式喪服を着用します。

喪主側から「平服でお越しください」とあっても、略式喪服を選んだ方が無難でしょう。

間違っても私服を選ばないように注意してください。

 

基本的な注意点は準喪服と同じです。

 

男性の略式喪服

・フォーマル以外の黒やグレーなどの地味な色のスーツ

・白いワイシャツ

・靴下は黒の無地

・ネクタイや靴は地味な色であれば、黒以外でも問題なし

 

女性の略式喪服

・黒やグレーなどの落ち着いた色のワンピースやアンサンブル

 

まとめ

 

四十九日法要は会場の予約から引き出物の手配など、さまざまな準備が必要です。

納骨を行う場合は本位牌や仏壇なども準備しなければならず、やることの多さに頭を悩ませてしまうかもしれません。

 

しかし何をすればよいのかが分かっていれば、一つずつ着実に準備することで滞りなく進められるでしょう。

困ったときは、この記事を参考にしてください。

 

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この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。