お墓にあるろうそく立ては、ろうそくが倒れないように使います。
『火立て』や『燭台』(しょくだい)と呼ばれることもあり、お墓参りの際に使用した経験のある方も多いのではないでしょうか。
ただ、お墓のろうそく立ては種類が多く、定期的なお手入れが必要です。
この記事ではお墓のろうそく立ての必要性や種類、お手入れ方法について解説していきます。
ろうそくをお供えする意味も説明していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
お墓のろうそく立ては必要なのか
お墓のろうそく立ては、必ずしも必要ではありません。
ろうそく立てを設置しない地域もあります。
ただ、一般的にはお墓にろうそく立てが設置されています。
また、お墓参りに来た方もろうそく立てを使用するケースが多いです。
お墓にろうそくをお供えする2つの意味
お墓参りに行くと、ろうそくに火を灯して手を合わせます。
なぜ、お墓にろうそくをお供えするのでしょうか。
お墓にろうそくをお供えする意味には、下記の2つがあります。
・周囲を清める役割がある
・お墓参りに来ていることを知らせる
お墓にろうそくをお供えする意味1.周囲を清める役割がある
仏教において、火は神聖なものだと考えられてきました。
ろうそくに火を灯すことで、周囲の邪気を払い、場を清める効果があるとされています。
お墓にろうそくをお供えする意味2.お墓参りに来ていることを知らせ
ろうそくに火を灯すと、周囲が明るくなります。
お墓参りに来た方の顔が照らされ、誰が墓前にいるのかが分かりやすくなるでしょう。
故人やご先祖様に、誰がお墓参りに来ているのかを知らせるために、ろうそくに火を灯すのです。
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お墓のろうそく立ての種類
お墓のろうそく立てにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
好みのろうそく立てを選べるように、どのような種類があるのかを知っておくとよいでしょう。
ここからは、お墓のろうそく立てで代表的な種類を3つ紹介していきます。
・簡易型
・扉付き
・回転式
お墓のろうそく立ての種類1.簡易型
ネジや接着剤により、墓石や台座にろうそく立てを設置するタイプが簡易型です。
簡易型はコンパクトなので、ろうそく立てを設置するスペースが狭くても利用できます。
また、花立てと一体となっているろうそく立てもあります。
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お墓のろうそく立ての種類2.扉付き
扉付きのろうそく立ては扉が風よけとなるため、ろうそくの火が消えにくいです。
また、扉はガラス製で透明度が高く、ろうそくの火がはっきりと見えます。
近年では、この扉付きのろうそく立てが主流となっています。
なお、ガラス部分が破損した場合は、修理が可能です。
お墓のろうそく立ての種類3.回転式
ろうそく立ての本体を回すと、ろうそくを入れる部分が見えてくるのが回転式です。
回転式のろうそく立てには金網が付いており、ろうそくの火が消えにくい点がメリットです。
ただし、金網が付いていることで、ろうそくの火ははっきりと見えません。
お墓のろうそく立てを交換したいとき
お墓のろうそく立ては徐々に劣化していきます。
また、破損してしまうこともあるでしょう。
もしお墓のろうそく立てを交換したいときは、石材店に相談してみましょう。
石材店はろうそく立てをはじめ、花立てや線香皿などを取り扱っています。
また現地確認をして、最適なろうそく立てを選んでくれる石材店もあります。
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お墓のろうそく立てのお手入れ方法
お墓のろうそく立てはろうそくに火を灯すことから、どうしても『ろう』が付きやすくなってしまいます。
ろうは一度固まってしまうと取りにくいです。
無理に取ろうとすると、ろうそく立てを壊してしまうかもしれません。
ろうを取るためには、60℃のお湯が効果的です。
ろうが溶けだすのが60℃なので、お墓に行く前に用意しておくとよいでしょう。
ろうが溶けはじめたら、素早く取り除きます。
念のため、お手入れをする際はゴム手袋を着用しておくことをおすすめします
まとめ
お墓にあるろうそく立ては、ろうそくを立ててお供えするために使われます。
お墓のろうそく立てには、簡易型や扉付きなどの種類があります。
それぞれ特徴が異なるので、使いやすいろうそく立てを選ぶようにしましょう。
お墓のろうそく立ては、ろうが付きやすいです。
60℃のお湯をかけて、ろうを取ってお手入れをしましょう。
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