永代供養で墓石は必要?墓石不要のお墓や墓じまいの流れについて解説

永代供養を利用すれば、墓地の管理者に遺骨の管理や供養をお任せできます。
しかし、永代供養の知名度はそこまで高くないため「墓石は必要か?」といった疑問を抱えている方は少なくありません。

そこでこの記事では「永代供養で墓石は必要か?」という疑問について解説していきます。
また、墓石不要のお墓や墓じまいの流れも紹介するので、永代供養を検討している方は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

目次

永代供養で墓石は必要か

永代供養の墓石は、必ずしも必要ではありません。
一般墓を建てる際は墓石を購入しますが、それ以外のお墓を選択すれば墓石は不要です。

永代供養のお墓はこちらです。

・個別安置墓
・集合安置墓
・合祀墓
・永代供養付きの一般墓
・樹木葬
・納骨堂

永代供養のお墓の種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。

永代供養墓とはどのようなお墓のこと?種類やメリット、おすすめする人を解説

永代供養で墓石不要のお墓

永代供養で墓石が必要ないお墓には、下記の3種類があります。

・合祀墓
・樹木葬
・納骨堂

墓石不要のお墓の特徴について、ひとつずつ解説していきます。

永代供養で墓石不要のお墓1.合祀墓

『合祀墓』とは、複数の遺骨をひとつのスペースにおさめる墓地の形態のことです。

合祀墓は限られたスペースでの利用が可能であり、費用をおさえられるメリットがあります。
また複数の遺骨をおさめることから、一人で埋葬されたとしても、寂しさを感じることはありません。

ただし、埋葬時に遺骨は混ぜられるため、改葬を考えている方には不向きです。

合祀墓については、こちらの記事で詳しく解説しています。

合祀墓とは?特徴やメリット・デメリットを紹介します

永代供養で墓石不要のお墓2.樹木葬

『樹木葬』は一般墓と異なり、樹木や草花を墓標とした比較的新しい埋葬方法です。
自然葬の一種として知名度が高まっています。

樹木葬の埋葬方法には、下記の3つの種類があります。

種類 特徴 費用 年間管理費
合祀型 ・ほかの方と同じスペースに埋葬される埋葬方法
・埋葬スペースを広く設ける必要がないため、費用は低く設定される
・遺骨の取り出しはできない
50,000円~200,000円
集合型 ・シンボルは共有する
・骨壺のまま埋葬されるので、遺骨が混ざる心配はない
・費用は合祀型よりは高くなるものの、個別型よりもおさえられる
200,000円~1,000,000円 5,000円~20,000円
個別型 ・区画ごとにシンボルが植えられる
・夫婦や家族といった単位での埋葬が可能
・一般墓のように手を合わせたいと考えている方におすすめ
・費用は高め
200,000円~1,500,000円 5,000円~20,000円

樹木葬については、こちらの記事で詳しく解説しています。

樹木葬とは?申込方法から埋葬までの流れや費用を解説します

永代供養で墓石不要のお墓3.納骨堂

『納骨堂』は遺骨を安置する施設です。
一般的に、遺骨は霊園や寺院墓地に埋葬されますが、納骨堂は限られたスペースに多くの遺骨をおさめます。

また、納骨堂は一般的に霊園や寺院墓地よりもスペースの効率がよく、都市部などで土地の制約がある場合でも利用可能です。

納骨堂の種類はこちらです。

種類 特徴 費用 年間管理費
納骨堂(位牌式) ・位牌が設置されている
・費用は低め
100,000円~200,000円 3,000円~10,000円
納骨堂(ロッカー式) ・扉があるスペースに遺骨をおさめる
・施錠されており、安全性が高い
150,000円~1,000,000円 5,000円~10,000円
納骨堂(仏壇式) ・家庭にある仏壇に近い構造
・納骨スペースが広く、多くの遺骨をおさめられる
500,000円~2,000,000円 10,000円~20,000円
納骨堂(自動搬送式) ・機械によって遺骨が参拝スペースに運ばれてくる
・利便性が高い場所にある
500,000円~1,500,000円 10,000円~20,000円
納骨堂(墓石式) ・墓石の下に遺骨をおさめる
・一般墓と同じ感覚でお墓参りができる
1,000,000円~2,100,000円 10,000円前後

墓石を撤去して墓じまいをする流れ

現在は一般墓を利用しているものの、永代供養墓に変更する際は、墓じまいをおこないます。
『墓じまい』とは、現在のお墓を撤去して墓地の使用権を返還することです。

墓じまいの流れはこちらです。

1.墓じまいの相談する
2.永代供養墓を選択する
3.墓じまいに必要な行政手続きをおこなう
4.閉眼供養をおこなう
5.遺骨を取り出す
6.墓石を撤去する
7.取り出した遺骨を永代供養墓におさめる

墓じまいの詳しい流れについては、こちらの記事で解説しています。

永代供養と墓じまいの違いとは?手順やメリット、デメリットを解説

まとめ

利用する永代供養墓によっては、墓石を購入する必要はありません。
墓石不要のお墓には合祀墓や樹木葬、納骨堂があります。
樹木葬や納骨堂にはさまざまな種類があるので、ご自身が希望している条件の永代供養墓を選択するとよいでしょう。

一般墓を利用しており、永代供養墓に変更したい場合は墓じまいをおこないます。
なお、墓じまいは事前相談が重要です。
必ず家族や墓地関係者に相談してから決断しましょう。

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こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

【福岡の霊園】油山平成御廟の樹木葬がおすすめな理由3選

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