仏壇の引越しで魂抜きをしなかったらどうなる?費用や移動の流れ、注意点を解説

引越しにより仏壇を移動する際は魂抜きが必要です。
では、魂抜きをしなければどうなるのでしょうか。

そこでこの記事では、仏壇の引越しで魂抜きをしなかったらどうなるのかについて解説していきます。
また、仏壇の引越しにかかる費用や移動の流れなど、疑問の多い点についても説明していきます。

目次

仏壇の引越しで魂抜きをしなかったらどうなるのか

「仏壇の引越しで魂抜きをしなかったらどうなるのか」という質問に対しては「特に問題がありません」とお答えします。
仏壇の魂抜きをする義務はありません。

ただ、仏壇を購入した際は魂入れをしているでしょう。
魂入れをした仏壇には魂が宿っています。
また、これまでの感謝の気持ちを込めて、魂抜きをした方がよいと考える家族や親族もいます。

仏壇の引越しをする場合、できれば魂抜きをしておくとよいでしょう。

仏壇の引越しの費用

仏壇の引越しにはさまざまな費用が発生します。
下記の表を参考にしてください。

費用の種類 費用の相場
魂抜きのお布施 10,000円~50,000円
魂入れのお布施 10,000円~50,000円
お車代 5,000円~10,000円※
※依頼者が送迎した場合は不要
仏壇のみの引越し 10,000円~20,000円
仏壇を含む引越し 数万円~数十万円(時期や走行距離などにより異なる)

仏壇を引越し・移動する流れ

仏壇の引越しや移動は、引越し業者か仏壇引越し業者に依頼するケースが一般的です。
ここからは、仏壇を引越しや移動する流れについて見ていきましょう。

1.魂抜きの依頼をする
2.業者に見積もりを依頼する
3.引越し・移動を依頼する業者を決める
4.引越し・移動日を決定する
5.魂抜きをする
6.仏具を取り外す
7.引越し・移動する
8.仏具の飾りつけと魂入れをする

1.魂抜きの依頼をする

引越しや移動をしたい日にちの1か月前を目安として、菩提寺に魂抜きの依頼をします。
魂抜きの依頼が遅くなると、僧侶との都合が合わなくなる可能性があります。

2.業者に見積もりを依頼する

仏壇の引越しや移動に対応している業者に見積もりを依頼します。

仏壇の取り扱いや費用などは業者によって異なります。
複数社に見積もりを依頼して条件を比較しましょう。

3.引越し・移動を依頼する業者を決める

相見積もりにより複数社の見積もりがそろったら、条件を比較します。
希望する条件に近い業者が見つかれば契約に進みます。

4.引越し・移動日を決定する

仏壇の引越しや移動をおこなう日にちを決めましょう。

日にちは六曜の一つである大安がよいとされています。
反対に、仏滅に仏壇の引越しや移動をおこなうのは好ましくないと考えられています。

5.魂抜きをする

引越しや移動する一週間前を目安として魂抜きをします。
引越しや移動する日にちと魂抜きの日にちが近すぎると、慌ただしくなるおそれがあります。

余裕をもって魂抜きの日にちを決めましょう。

6.仏具を取り外す

取り外しができる仏具は段ボールの中に入れておきます。
仏具を入れた段ボールには『仏具』と書いておけば、分からなくなる心配が減ります。

7.引越し・移動する

実際に仏壇の引越しや移動をします。

仏壇は横にせず直立した状態で運びます。
業者が仏壇を運ぶ際、横になっていないかどうかを確認しましょう。

8.仏具の飾りつけと魂入れをする

仏具の飾りつけをしたのち、僧侶が魂入れをおこないます。
これでふたたび仏壇に魂が入り、故人やご先祖様をお祀りする対象となります。

仏壇の引越しにおける3つの注意点

仏壇の引越しでは下記の3つの点に注意しましょう。

・仏壇が引越し先に入るか確認しておく
・仏具を含めた仏壇全体の写真を撮る
・ご本尊や位牌は大切に梱包しておく

それぞれの注意点について解説していきます。

仏壇の引越しにおける注意点1.仏壇が引越し先に入るか確認しておく

普段から見慣れている仏壇の大きさは意外と分からないものです。
引越し先に入らない可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。

仏壇の幅と高さ、奥行きを計測しておきましょう。

仏壇の引越しにおける注意点2.仏具を含めた仏壇全体の写真を撮る

仏壇には複数の仏具を飾ります。
引越し時は仏具を外すため、どのように配置されていたのかが分からなくなるケースが考えられます。

そこで、仏具を外す前に仏壇全体の写真を撮っておきましょう。
写真を見返せば、引越し後の仏具の飾り付けに迷うことはなくなるでしょう。

仏壇の引越しにおける注意点3.ご本尊や位牌は大切に梱包しておく

引越しの際、仏具はご自身で梱包します。
仏具は壊れやすいものが多いので、緩衝材を利用して丁寧に梱包していきましょう。

特にご本尊や位牌の取り扱いには注意してください。
白い布に包んで大切に梱包するように心がけてください。

仏壇の飾り方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

仏壇の飾り方の基礎知識とは?宗派による違いやご本尊、仏具について解説

仏壇の引越しがむずかしい場合の2つの対処法

仏壇の引越しがむずかしい場合は、下記の2つの対処法が考えられます。

・仏壇を買い替える
・仏壇を処分する

順番に見ていきましょう。

仏壇の引越しがむずかしい場合の対処法1.仏壇を買い替える

引越し先に現在の仏壇が入らない、傷みが進んで移動時の衝撃に耐えられないなどの理由がある場合、買い替えを検討しましょう。
近年ではコンパクトな仏壇が販売されており、新居に適したものが見つかるでしょう。

また新しく仏壇を購入すると、古い仏壇を引き取ってくれる仏具店があります。
ご自身での仏壇の処分がむずかしい場合は、このようなサービスを利用するとよいでしょう。

仏壇の引越しがむずかしい場合の対処法2.仏壇を処分する

仏壇を新たに購入せず、処分する方法です。
仏壇の処分は専門の引取サービスや仏具店に依頼するケースが多いです。

また、魂抜きをしてから処分してくれる業者もあります。
ご自身が望んでいる仏壇の処分方法に対応している業者に相談してみましょう。

なお、仏壇を解体して燃せるゴミや燃せないゴミとしての処分も可能です。
もし解体するのであれば魂抜きをしたうえで処分しましょう。

まとめ

仏壇の引越しでは魂抜きをしなくても問題はありません。
仏壇の魂抜きをしないからといって、罰が当たったり法に触れたりすることもありません。

仏壇の引越しでは、魂入れや引越し費用などで数万円から数十万円の費用がかかります。
費用はかかりますが、仏壇の引越しでは魂抜きをした方が望ましいです。

仏壇の魂抜きをする際は、引越しの1か月前には菩提寺に依頼をしておきましょう。

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この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。