無宗教のお墓はどうする?遺骨をおさめる方法やお墓がいらない場合の供養方法を解説します

代々信仰している特定の宗教や宗派があれば、お墓や葬儀の進め方などを教えてもらえます。

しかし、無宗教の方のお墓はどうすればよいのでしょうか。

日本では約7割の方が無宗教と回答しており、同じような悩みを抱えるケースも珍しくないでしょう。

 

そこで、この記事では無宗教の方のお墓はどうすればよいのかを解説します。

遺骨をおさめる方法やお墓を必要としていない場合の供養方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

無宗教でお墓を建てる際のポイント

特定の宗教を信仰していなくても、お墓は建てられます。

ただし、お墓を建てる際にチェックしておきたいポイントがあるので、事前にチェックしてください。

無宗教でお墓を建てる際のポイント1.公営霊園を選ぶ

公営霊園は宗派宗旨は問われません。

 

逆に寺院墓地は宗派宗旨が定められている場所がほとんどです。

しかし、近年では檀家の減少により、宗派宗旨を問わない寺院墓地も増えています。

 

気になる霊園や寺院墓地があれば確認してみましょう。

無宗教でお墓を建てる際のポイント2.規格墓地に注意する

霊園や墓地によってはお墓を建てる際に、あらかじめ墓石のサイズや規格が決められていることがあります。

 

自由墓地は墓石のサイズや規格は決められていません。

自分の好きなお墓を建てられます。

 

一方で、規格墓地は墓石のサイズや規格が定められています。

たとえば和型の規格墓地では和型墓石以外は認められません。

 

和型墓石の外観に宗教色を強く感じてしまう方は、洋型墓石やデザイン墓石を選べる自由墓地がよいでしょう。

 

墓石の形についてはこちらの記事を参考にしてください。

代表的な墓石は3種類。それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します

無宗教で遺骨をおさめる方法3選

無宗教でお墓を建てずに、遺骨をおさめる方法は3つあります。

無宗教で遺骨をおさめる方法1.樹木葬

樹木葬とは墓石を使わずに、樹木や草花を墓標として使用するお墓のことです。

亡くなったあとは自然に還りたいと考えている方からの人気を集めています。

 

樹木葬についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

樹木葬とは?埋葬方法や費用を紹介します

無宗教で遺骨をおさめる方法2.納骨堂

納骨堂とは、屋内に遺骨を収蔵するスペースを備えた施設をさします。

天候に左右されずにお墓参りができるため、お墓参りがしやすい点が好評です。

 

納骨堂には位牌式やロッカー式など、さまざまな種類があります。

それぞれ費用や特徴などが異なるので、条件に合った形式の納骨堂を選ぶとよいでしょう。

 

樹木葬についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

納骨堂とは?納骨堂の種類と気になる費用を解説します

無宗教で遺骨をおさめる方法3.合祀墓

合祀墓(ごうしぼ)とは、お墓を持たずにほかの方と一緒に遺骨をまとめて埋葬する方法のことです。

永代供養されるので、お墓の跡継ぎを考えたくない方に選ばれています。

 

また費用も安くおさえられる点もポイントです。

ただし、あとから遺骨を取り出せなくなるので注意が必要です。

 

合祀墓についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

合祀墓とは?特徴やメリット・デメリットを紹介します

無宗教でお墓がいらない場合の供養方法

無宗教でお墓はいらない、納骨もしなくてよいと考える方もいるでしょう。

 

ここからは、お墓がいらない場合の供養方法を紹介します。



無宗教でお墓がいらない場合の供養方法1.散骨

散骨は山や海などに故人の遺骨をまく供養方法です。

自然に還るという点では樹木葬に似ていますが、費用は散骨の方が安いです。

 

山や海などに散骨を行うからといって、どこでも撒いてよいわけではありません。

一般的には専門業者に依頼して、海洋上で散骨を行います。

無宗教でお墓がいらない場合の供養方法2.手元供養

手元供養とはお墓に納骨せず、自宅で遺骨を供養する方法です。

 

遺骨をアクセサリーにして肌身離さず身につければ、故人を身近に感じられるでしょう。

 

お墓がいらない場合の供養方法は、こちらの記事も参考にしてください。

お墓はいらないと考える方におすすめの供養方法を紹介!【樹木葬や散骨など】

無宗教の方の葬儀

無宗教の方の葬儀に決まりはありません。

僧侶にお経を唱えてもらわなくてもよいですし、葬儀自体を行わなくても構いません。

 

たとえば故人の好きだったBGMを選び、思い出のスライドショーを流して故人を偲ぶことも可能です。

 

ただし、一般的な葬儀をイメージしている方からは反発を受ける可能性もあります。

今後の付き合い等も考えて、事前に相談しておくとトラブル防止になるでしょう。



まとめ

無宗教の方でもお墓は問題なく建てられます。

宗派宗旨が定められていない公営霊園を選ぶとよいでしょう。

 

またお墓を建てなくても樹木葬や納骨堂などを選択すれば、納骨はできます。

お墓がいらないと感じている方は、散骨や手元供養を選ぶとよいでしょう。

 

無宗教の方の葬儀には決まりはありません。

オリジナリティ溢れる葬儀にして、故人を偲ぶことも可能です。

ただしあまりにも独創的な葬儀にすると、反発を受ける可能性があることは頭に入れておいてください。

 

無宗教だからこそ、お墓や葬儀の選択肢が増えるケースもあります。

いろいろと調べてみて、納得のいくお墓や葬儀の形式を選択してはいかがでしょうか。

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