お墓参りにマナーはあるのか?流れや持ち物、ふさわしい服装について解説

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お墓参りをするときに気になるのがマナー。
しかしマナーについて、よく分からないままお墓参りをしている方も多いのではないでしょうか。

また、お墓参りの流れがわからないと戸惑ってしまいますよね。

この記事では、お墓参りのマナーや流れについて紹介します。

・お墓参りのマナーを知りたい
・お墓参りの基本的な流れを知りたい
・お墓参りで注意すべき点があるのか知りたい

上記のような悩みを抱えている方に役立つ情報をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

お墓参りにマナーはあるのか

お墓参りに、特別な決まりごとはありません。
故人やご先祖様を大切に思う気持ちをもって、お墓参りをしましょう。

ただし、宗派や家独自の決まりごとがある場合があります。
お墓参りに行く前に、確認しておくと安心です。

また、霊園や墓地で決められている規則は守りましょう。

お墓参りの流れ

お墓参りの基本的な流れはこちらです。

1.本堂にお参りする
2.お墓掃除をする
3.お供えを置く
4.合掌する
5.後片付けをする

順番に見ていきましょう。

お墓参りの流れ1.本堂にお参りする

寺院墓地の場合は、お墓に行く前に本堂にお参りをしましょう。

お墓参りの流れ2.お墓掃除をする

お墓に着いたら墓前で手を合わせて、故人やご先祖様にあいさつをします。
あいさつを済ませたあとは、お墓掃除をしましょう。

お墓掃除は下記の手順でおこないます。

1.お墓の敷地内
2.墓石
3.小物類

お墓掃除の流れ1.お墓の敷地内掃除

お墓の敷地内は落葉や枝、ごみなどが散乱している場合が多いです。
ほうきとちりとりを使うと効率よく集められるので、時間短縮につながります。

枝が伸びている場合は、剪定ばさみを使って整えます。
雑草は手で抜くか、鎌を使って取り除きましょう。

集めた落葉や枝などは、ごみ袋に入れます。

お墓掃除の流れ2.墓石の掃除

墓石は基本的に水洗いで汚れが落ちます。
取り外しができる小物類をよけたあとに、墓石の上から水をかけましょう。

次に、柔らかいスポンジや雑巾などで墓石を拭いていきます。

ただし、金属製のたわしのように、硬い素材のもので墓石をこすることは厳禁です。
墓石に傷がついてしまうおそれがあります。

汚れが落ちにくい場合は、墓石用洗剤を使うと汚れが落ちやすいです。

墓石に刻まれた文字は、歯ブラシを使うと細かい汚れも落とせます。

お墓掃除の流れ3.小物類

花立てや線香立て、水鉢などの小物類も忘れずに洗います。
花立ての奥は汚れがたまりやすいので、柄の長いスポンジを使うとよいでしょう。

お墓掃除については、こちらの記事で詳しく解説しています。

正しいお墓の掃除の仕方とは?スポンジや洗剤などの道具や手順、頻度について解説

お墓参りの流れ3.お供えを置く

お墓がきれいになったら、お供えを置きます。

花立てに水を入れ、花を飾ります。
水鉢には水を注ぎましょう。

半紙を敷いたうえに、食べ物や飲み物をお供えします。
故人の好きだったものや、季節の果物などもよいでしょう。

「好きだったお酒を飲んでもらいたい」と、墓石に直接お酒をかける方もいますが、避けましょう。
墓石がシミになってしまったり、変色したりするおそれがあります。

関連記事はこちらです。

お墓参りにもっていくお供え物は何がよい?タブーはあるの?

お墓に供えてはいけない花とは?お墓参りに供える花のタブーや選び方のコツを解説

お墓参りの流れ4.合掌する

線香に火をつけて、線香皿や香炉に置きます。
血縁の濃い方から順番におこないましょう。

風が強く点火しづらい場合は、風よけが付いているライターを使うと便利です。
線香についた火を消すときは、必ず手で振るようにしましょう。

墓石よりも体が低くなるように、しゃがんで合掌します。
数珠を持っていれば、手にかけておきましょう。

関連記事はこちらです。

お墓参りに数珠は必須?選び方や宗派の違い、マナーについて解説します

お墓参りの流れ5.後片付けをする

お参りが終わったら、後片付けをします。
食べ物のお供えは持ち帰って食べましょう。

お供えをそのまま置いておくと、カラスや猫に食べられてしまい、お墓が汚れる原因となります。

お墓参りの持ち物

お墓参りに必要な持ち物はこちらです。

・お墓掃除に使う道具
・お参りに必要なもの

お墓掃除に使う道具

お墓掃除に使う道具は、大きく分けると下記の3種類があります。

・敷地用
・墓石用
・そのほかにあると便利なもの

お墓掃除に使う道具1.敷地用の掃除道具

敷地用の掃除道具は、下記を用意しておくとよいでしょう。

・ほうき、ちりとり
・鎌やはさみ
・ごみ袋

お墓掃除に使う道具2.墓石用の掃除道具

墓石用の掃除道具はこちらです。

・雑巾
・スポンジ
・歯ブラシ
・手おけ
・墓石用洗剤
・柄付きスポンジ

手おけやひしゃくなどは、霊園や墓地で備えている場合があります。

お墓掃除に使う道具3.そのほかにあると便利なもの

先述した道具以外には、下記のものを揃えておくとよいでしょう。

・軍手
・ゴム手袋
・虫よけ
・日よけ道具

お参りに必要なもの

お墓参りに必要なものはこちらです。

・線香
・お供え
・半紙
・お花
・ライター
・ろうそく

お墓の近くの売店で、線香やろうそくなどが売られていることがあります。

お墓参りにふさわしい服装

お墓参りに、スーツや礼服を着ていく必要はありません。
お墓掃除をおこなうため、動きやすい服装がよいでしょう。

気をつけておくべきマナーとしては、派手な服装の着用は避けます。
また、露出度の高い服装も好ましくありません。

ただ、成人式の振袖のように、ハレの日の服装をお披露目する目的なら問題ありません。
きっと、故人やご先祖様は喜んでくれるでしょう。

お墓の敷地内は砂利があったり、芝生が敷かれていたりする場合があります。
ヒールのような、かかとが高い靴は不向きです。
歩きやすいスニーカーや、履きなれた靴を履くとよいでしょう。

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お墓参りの基本とは?期間や持ち物、マナーなどを解説【お墓掃除や服装】

まとめ

合祀とは遺骨を骨壺から取り出して、ほかの方と合わせて供養することです。

合祀と似た供養方法である合葬は、遺骨を骨壺におさめたまま供養します。
合祀と合葬は似ている言葉ですが、厳密には異なります。

合祀墓には自然葬型や納骨堂型などがあり、種類が豊富です。
それぞれの特徴を把握して、ご自身が希望している供養方法を選択するとよいでしょう。

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この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。