お墓の購入を検討する際、気になる点のひとつは費用です。
お墓の購入費用は高いといわれていますが、どれくらいの費用がかかるのかを知っている方は少ないでしょう。
この記事ではお墓にかかる4つの費用について解説していきます。
費用内訳や購入費用をおさえるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
お墓にかかる4つの費用とは
お墓にかかる費用は大きく分けて4つに分類されます。
・永代使用料
・墓地管理費
・墓石費用
・そのほかの費用
それぞれの費用について解説していきます。
お墓にかかる費用1.永代使用料
『永代使用料』とは墓地として使用するために、霊園やお寺に支払う費用のことです。
お墓は各自治体から認可を受けた場所でしか建てられません。
そのためお墓を建てる場合は、認可を受けている霊園やお寺の墓地を利用するのです。
ちなみに永代使用料は使用料とあるように、土地の購入代金ではなく、永代にわたって使用する権利を取得するために支払います。
永代使用料を支払ったからといって、墓地の区画が所有物になるわけではない点に注意しましょう。
また所定の手続きをおこなえば、永代に渡り墓地の承継が可能です。
しかし、継承者が不在だったり管理費の支払いがおこなわれなかったりする場合は、使用権の取り消しもあり得ます。
また、他人への譲渡や転売などはできません。
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お墓にかかる費用2.墓地管理費
『墓地管理費』は霊園やお寺を適切に管理するため、施設に支払う費用のことです。
管理費は共用設備の清掃や修繕、電気代、水道代などに充てられます。
墓地管理費の支払いが滞った場合、永代使用権が取り消される可能性があるので注意しましょう。
墓地管理費の費用相場
墓地管理費は毎年発生する費用です。
費用相場は数千円~2万円ほどです。
墓地の区画が広かったり、維持管理に手間がかかったりする場合は、支払い額が上昇する傾向があります。
また墓地管理費は1年単位で支払う場合が多いのですが、数年分を一括で支払う霊園やお寺もあるため、事前に確認しておきましょう。
墓地管理費はお墓を維持していく上で、継続的にかかる費用です。
無理のない支払いができる霊園やお寺を選ぶとよいでしょう。
お墓にかかる費用3.墓石費用
『墓石費用』はお墓に建てる墓石にかかる費用のことです。
墓石費用は下記の金額を含みます。
・墓石費(付属品によっては別途費用がかかる)
・彫刻費
・工事費
墓石費用はこちらの記事も参考にしてください。
墓石費用の相場
墓石費用は墓石の種類によって異なります。
たとえば50万円程度で購入できる墓石もあれば、数百万円を超える墓石も存在します。
墓石費用には金額の開きがある
墓石費用は支払う金額に開きがあります。
金額に開きがある理由はこちらです。
・墓石の産地
・墓石の種類(和型、洋型、デザイン型)
・付属品の有無(卒塔婆立て、墓標、お地蔵様など)
・特殊なデザインの彫刻
墓石費用は高くなりがちです。
予算が決まっていれば、見積りの段階で石材店の担当者に伝えておくとよいでしょう。
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お墓にかかる費用4.そのほかの費用
お墓の購入に関連する費用はこちらです。
開眼供養のお布施:1万円~5万円
入檀料:10万~30万円
お布施に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
お布施の意味・金額の相場とは?渡すタイミングや包んではいけない金額を解説します
お墓の購入費用をおさえるコツ
お墓の購入費用の中でも、高額となりやすいのは墓石費用です。
高級墓石では数百万円単位の支払いが発生するケースもあります。
墓石費用を抑えたい方は、一般墓以外も検討するとよいでしょう。
選択肢としては下記の3種類のお墓があります。
・樹木葬
・納骨堂
・合祀墓
合祀墓なら10万円から、納骨堂なら30万円からと一般墓に比べて費用をおさえやすいです。
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まとめ
お墓にかかる費用は永代使用料や墓地管理費などがあります。
特に墓地管理費はお墓を購入すると継続的に支払いが発生します。
購入時だけではなく、継続的に支払いができるかどうかをシミュレーションしておきましょう。
また、お墓にかかる費用の中で高額となりやすいのは墓石費用です。
もし墓石費用が負担になるのであれば、樹木葬や納骨堂などのお墓も検討することをおすすめします。
お墓は生涯で何度も購入するものではありません。
納得できるお墓が購入できるように、費用について調べてみてはいかがでしょうか。
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