お墓参りに必要な持ち物完全まとめ!手ぶらのお墓参りはNG?

お墓参りはお盆やお彼岸、年末年始などに行く方が多くいます。しかし、お墓参りには何を持っていけばよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。

この記事ではお墓参りに必要な持ち物について紹介していきます。
手ぶらでのお墓参りはNGなのか、どのようなマナーに気をつけるべきか、などについても解説していくので参考にしてください。

目次

お墓参りに必要な持ち物

お墓参りに必要な持ち物は、目的に応じて2種類に分けられます。

・お墓掃除をするために持参する持ち物
・お参りに必要な持ち物

それぞれ見ていきましょう。

お墓参りに必要な持ち物1.お墓掃除をするために持参する持ち物

お墓参りに合わせてお墓掃除をする方は多くいます。
掃除をする場所と必要な持ち物を表にしてまとめました。

掃除する場所 持ち物
敷地 ・ほうき、ちりとり
・鎌やはさみ
・ごみ袋
墓石 ・雑巾
・スポンジ(柔らかい素材のもの)
・歯ブラシ
・墓石用洗剤
・柄付きスポンジ
・手おけ※
・ひしゃく※
※霊園やお寺で借りられる場合もあり
あると便利なもの ・軍手
・ゴム手袋
・虫よけ※
・日よけ道具※
※夏にあると便利なもの

手おけやひしゃくは霊園やお寺で貸し出ししていることもあります。
一度確認してみるとよいでしょう。
ただし、お墓参りをする方が多いお盆やお彼岸では借りられないケースも考えられます。

また夏のお墓参りはそのほかの季節と比べると、熱中症や虫刺されなどのリスクが高まります。
虫よけや日よけ道具を用意しておくと安心です。

夏のお墓参りの服装や熱中症対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
夏のお墓参りのタイミングや注意点は?服装や熱中症対策についても解説します

お墓掃除の方法について知りたい方は、こちらを参考にしてください。
お墓掃除の仕方と持ち物は?お墓掃除の手順を解説します

お墓参りに必要な持ち物2.お参りに必要な持ち物

お参りに必要な持ち物はこちらです。

・線香
・お供え
・半紙
・花
・数珠
・ライター※
・ろうそく※

※お墓近くの売店で売られている場合もあり

お参りに必要な持ち物の中でも、特に質問の多い下記の3つについて解説していきます。

・お供え
・花
・数珠

お参りに必要な持ち物1.お供え

お供えには『お参りに必要な持ち物』で紹介した線香やろうそくのほかには、食べ物や飲み物が適しています。

故人が好きだった食べ物や飲み物を持参してください。
ただし、魚や肉などの生ものはさけてください。

お供えについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

お供え物は何がいい?お盆や一周忌、49日など最適なお供えものをご紹介

お供えにおすすめのお菓子は?饅頭、かご盛り、ゼリーなどもらって嬉しいお菓子を解説

お参りに必要な持ち物2.花

花もお墓参りにお供えするものとして知られています。

菊やキンセンカなどがよく選ばれています。
反対に、バラや彼岸花のようにトゲや毒のある花はさけた方が無難です。

お墓参りの花選びに悩んでいる方は、こちらの記事がおすすめです。
お墓に供えてはいけない花とは?お墓参りに供える花のタブーや選び方のコツを解説

お参りに必要な持ち物3.数珠

お参りに必要な持ち物として数珠を紹介していますが、なくても問題ありません。
用意ができれば持参することをおすすめします。

数珠には下記の2種類があります。

・本式数珠:主珠や親珠など、108個の珠によって構成されている。宗派によって形が異なる
・略式数珠:別名『片手数珠』と呼ばれ、宗派を問わずに使える

数珠の選び方についてはこちらの記事を参考にしてください。
お墓参りに数珠は必須?選び方や宗派の違い、マナーについて解説します

手ぶらのお墓参りはよくないのか

手ぶらでお墓参りをしても構いません。
お墓参りは故人やご先祖様を偲び、お墓の前で手を合わせることが大切です。

「急にお墓参りをしたくなったけど、手ぶらだからやめようかな」と思わず、お墓参りをしてみてはいかがでしょうか。

お墓参りのマナー5選

お墓参りで知っておくべきマナーは下記の5つです。

・服装選びに気をつける
・お供えは持って帰る
・ろうそくの火は手であおいで消す
・飲み物を墓石にかけない
・本堂でお参りしてからお墓に行く

それぞれ解説していきます。

お墓参りのマナー1.服装選びに気をつける

お墓参りの服装に厳しい決まりはありません。
普段着のままお墓参りに行っても問題ありません。

ただ、服装選びにはいくつかの注意点があります。
下記の注意点を守ればマナー違反にはなりません。

・タンクトップやノースリーブのような、肌は露出する服は着ない
・派手な色の服をさける
・生き物の毛皮を使った服や小物は外しておく
・きらびやかなアクセサリーは控える

なお、帽子の着用はマナー違反にはなりませんが、墓前で手を合わせる際は取ってください。

法事に参加するときは正喪服や準喪服、お墓掃除をおこなうときは汚れてもよい服装選びをするとよいでしょう。

お墓参りの服装選びについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
お墓参りの基本とは?期間や持ち物、マナーなどを解説【お墓掃除や服装】

お墓参りのマナー2.お供えは持って帰る

昔の日本では、お供えを置いて帰るという慣習がありました。
しかし、現代はお供えを置いて帰るのはマナー違反とされています。

特に食べ物のお供えはカラスや猫などに食べられてしまい、周囲のお墓まで汚してしまう可能性があります。
お墓参りが終わったあとは持って帰ってください。

お墓参りのマナー3.ろうそくの火は手であおいで消す

ろうそくの火を息で消してはいけません。
線香の火を手で消すように、ろうそくもあおいで消してください。

お墓参りのマナー4.飲み物を墓石にかけない

故人やご先祖様が好きだった飲み物を墓石にかけ、飲ませてあげたいと考える方はいます。
しかし、飲み物を墓石にかける行為はマナー違反です。

墓石の表面には細やかな穴があり、飲み物が浸透してしまいます。
墓石の劣化につながるため、さけてください。
もし飲み物を誤って墓石に欠けてしまった場合は、すぐに水で洗い流せば問題ありません。

お墓参りのマナー5.本堂でお参りしてからお墓に行く

寺院墓地にお墓がある方は、お墓に行く前に本堂にお参りします。
本堂の本尊様に感謝の気持ちを込めて、手を合わせてください。

まとめ

お墓参りの持ち物には、お墓掃除に使うものとお参りに必要なものの2種類があります。
霊園やお寺で借りられるものもあるので、確認しておくと持ち物を減らせられます。

また、手ぶらでのお墓参りは失礼にあたりません。
何よりもお墓参りをしたい気持ちが大切です。

「お墓参りに行きたい」という気持ちになったときは、故人やご先祖様に会いに行かれてみてはいかがでしょうか。

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